シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

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ビーグル警部の歳末

某所、仕事人達の溜り場。


鉄「よっ。こないだはどうも、な。しっかし、寒いよな」
主水「誰だよ、温暖化で暖冬だなんて言ってた奴は!」
政「今年ももう終わりだな・・・早いな」
竜「あれからどこ行ってた?」
主水「いろいろさ。とにかくここ半月は公私共にバタバタだったよ」

勇次「自主方面は結構あったんだろ?」
主水「シネマボカンで10日の土曜に季節はずれの納涼?<B-SHOT PICTUES恐怖劇場>の会とか、最近じゃ23日がクリスマス恒例の<シネマ秘宝館>でゲラゲラ笑い収めして、ついこないだの聖夜は来年1月までで一時休止迫った<シネマキャバレー>の3本立て上映会。殆どがもう、楽しい忘年会代わりだったね」

主水「<シネマ秘宝館>では以前<韓国まんがまつり>で少し触れてた<0ャー0マン研>の実写版にごうわく副館長が挑戦しててな」
鉄「いい加減な変身合戦、いかにも救われない投げやりなラストと誤字指摘がばかばかしくて、笑えた。何のために家人に化けたんだよ?あの侵略者」
主水「宇宙基地にでも潜入すればいいのに、アパート・・・アレ以上展開しようが無いよ・・・」
鉄「斉藤館長も一作上げてきたな。<疲労戦隊ツカレンジャー>」
主水「読んで字のごとく、思いっきりそのまんま。ナレーションで大笑い。あれじゃ素顔の戦士でバトルしたほうが・・・!ははは」

鉄「例によって作品制作が司会コンビの言うチキン・レース状態で。とうとう2本程崖へ落っこっちまった」
主水「へんしん製作委員会の<美少女仮面ミラクルレイ2>が中止で、代わりにきた作品<へんしん>がお料理?映画なのには笑ったな」
鉄「全然、人手が要らないヒーロー!しかもレ0ピ付き。コロンブスの卵だな」
主水「<ヒャクレンジャー2>の代替作品は昼は<真・地方戦隊キタカントー>、夜は<ヒャクレンジャー(1)>と変えてたけど、どっちも初めて観た人達にはわんわん、受けてて安心したよ」

鉄「他作品の上映順も昼と夜では一部変えてたけど、締め方としては夜の部の順番が正解、かな」
主水「音響入れが間に合わなかった<ミサイル三郎>では効果音だけ監督がマイクの生声で演じてたよ」
鉄「ハーフ活弁ライブ状態も、又オツなもんだよな」
主水「脱走した超人と追っ手の後輩超人、マカロニウエスタンみたいな渋味があるキャラ達に、漫画みたいに人が真横に動いたりそこら辺の物がミサイル化したりするナンセンスが画面内で、意外にマッチしてるからユニーク」
鉄「でもライブならばやっぱりというか坂本頼光活弁が一番ライブ感と時事性あって面白い。<サザザさん2>、渋みキャラ声色全開で愉快。素人芸人大会の騒動がもうサイコー!だな」
主水「どうしてもじい様俳優の物真似、入れたがる活弁士だな。そのうちきっと歴代水戸黄門のヨイヨイ・サンタとか出すぜ、ありゃ」
鉄「昼の部に来場した特撮命・レイバー佐藤監督は<クラッシャー000シ>。何ていうか、テンジョンすげえ高かった。圧倒されたよ。あれ程自分で自分のオールパロディ?やるのは相当な勢いと度胸が要るよなあ」
主水「あれは他所でどう語るべきなのか・・・正直ちょっと困ってるよ。かなり笑えるんだけど、ね。もうイケイケ、いきっぱなし。あやしげな連中を街中で見つけ出して突っ込む才人、とでも言っておこうかな」
鉄「<悪魔人間>渋谷篇リマスター?再映もバカウケ!あれやっぱり強いよ」
主水「自動改札じゃなかった渋谷駅、懐かしの出会いシーン、今やあの頃の記録としても貴重だな」
鉄「でもよ、結局、印象さらったのは例の<鈴木マン>4巻と某<キャッ0・0イ>パロCGだったよーな・・・」
主水「<鈴木マン>、第三話の怪人ジ00サ00テールが予想外にウケてたよね。それあるある、って親近感あったのかな?この前より反応良かった」
鉄「あれならジャイアント・シーンにセット要らないよな!カメラ視線だけでああできる」

鉄「あと、安田真奈監督のサスペンス・ホラー<ヒトチガイ>はかなりコワかったな。ずっとテンジョンが落ちない」
主水「まるで知らない奴に妹と間違えられて心中につきあわされちゃ、たまんないよなあ」
鉄「しかし何で又、<シネマ秘宝館>でかけたのかな?」
主水「司会は人格的変身、とか言ってたけど、ある意味当たってるねえ」
鉄「あれさ、<恐怖劇場>に持っていってやれよ!いいお手本になるから・・・」

主水「<恐怖劇場>は1本目の<死人たちに捧げるブルース>が一番好きだな。下北沢とか阿佐ヶ谷あたりなら似合いそうな、ちょっとミュージシャン業界的ないいお話だったね」
鉄「<探偵とバラバラ死美人>も、ちょいと泣けてくる人情モノでなかなかいい味わいなんだ。<探偵物語>怪奇人情譚」
秀「でもさ、<怨霊の棲む家>や<地獄花火>で普通に名作怪談オマージュ式をやるときは、どうもいまいちなんだよなあ・・・展開にもうちょい意外性やだめ押しがグッ、と出てこないとね」
政「<VOODOOBLOOD>シリーズも探偵役とヒロイン、精神心理学と吸血鬼、って組み合わせは結構そそられて面白いんだけどね。こっちはどうしても岸田森のと比べちゃうから・・・な」
主水「<恐怖のピクニック>で明るい場所柄なのにおびえるヒロイン・宮川ひろみの異様さとか、<・・・棲む家>の階段とか、<地獄花火>の血抜きシーンなんかにはさすがにどきっ、としたけれど」
政「あの感じで全体を引っ張れてればなあ」
秀「山岸監督は一度人間の哀切が入った、初期作品の作風に戻るべきだよ」
鉄「中川信夫や石井輝男の不意打ちや派手さよりも、黒沢清監督の<回路>や鶴田法男監督作品の薄気味悪さと哀切のミックスした方向を目指したほうが、ハマる気がするよね。やってみる価値はあるんじゃないか」
政「さいとうますみ・三宮英子・星野佳世という豪華女優陣協力は、しっかり覚えておこう、と」
竜「<ムンクより 女優の叫びが ホラーかな>」
鉄「座布団一枚!」


政「そういえば<シネマキャバレー>でも落ちたの1本、あったよな」
主水「最初の作品<ザ・ブレークマンショー>がDVDの規格違いとかで上映中止。関係者コンビで漫才みたいに洋画関連トークやってつないでた」
鉄「やれやれ、あっちこっちでおわび会見だらけだな・・・」
秀「<アラビアのロレンス>や<バリー・リンドン>の話なんて随分、久しぶりに聞いたよな」
主水「年上のカラフルないでたちの人が観客論的には肯ける話も多くて、結構面白かったよ。あの人ほどには何度も細かいカットまで確認して観てないけどね」
政「<ジョーズ>や<スターウォーズ>よりもフランス映画の結論出さないあいまい風な作品群が好みの人みたいだったな」
秀「中年男性達が光ってる佐久間孝監督<ボンネットバスブルース>の再映もあったしな」
主水「柴田鉄平監督の作品、<Happy End>が友とのある特異な再会と別れを描いてエネルギッシュ、強烈、かつ男泣きだったなあ」
秀「あのきっつい状況の後で戻ってきた奴に主人公は一時戸惑うけど、仲間の遊び友達がみんなあっさりと日常的に受け入れてるのが・・・若さのエネルギーだけを信じていられる年齢らしいよな」
主水「友達と2人でとりとめもなく話してるシーンや炎のラストがジーン、だね。近頃忘れていた熱いものがあったな」
政「上映後に出演者のギターライブもあったし。最近割と珍しいよな」
秀「最後に追加上映された岡本泰之監督の<MILKMAN2>予告編、また、長ーい感じだったなー。明らかに鶴岡みゆき組が編集してるんだけど」
主水「最初、こないだの<VISITORS>の続編かと思ったよ・・・」
鉄「まだ撮ってたんだな、アレ・・・一体いつ完成するんだ?!」
政「で、次回再上映の<油揚げの儀式>が先にDVD販売決定!そっちの予告編は、批評文付きでひたすら<油揚げの儀式!!>連呼だったよね」
主水「まあ、あれは文句無くたっぷり面白い作品だからな」
秀「打ち上げで円筒状の太いポッキー・ケーキが出てきてさ。細いポッキーの束と並ぶとまるで、西遊記の如意棒(にょいぼう)が大小置いてあるみたいで。受付嬢が入刀したら段々かまぼこ状に曲がってきて。寿司屋みたいで笑えちゃったよ・・・」

お加代「ところで八丁堀、ぶっ倒れたんだって?先週」
主水「先週は日・月・火と高熱でな。37・8度出してへばって寝てた。3日間どこにも行けなくて悔しかったよ。下がってからは映画以外向けの年賀状書きの追い込みで又へばってた。とてもじゃないが年内で全員には書けないよ・・・」

秀「劇場公開は観てねえのか?」
主水「東中野の<空中庭園>と<ビタースイート>はぎりぎり、間に合ったよ。あやうく見逃すところだった」
鉄「片や家族間の秘密発覚騒動、片やマリッジブルーの女が家族持ちのコック中年男といきなりアレしちゃって、妻の前の夫が病気でぶっ倒れて・・・だもんな。昼夜とも離婚や二股天秤の経験者にはちょっとつらーいプログラム、だろうなあ」
主水「<ビタースイート>はピンク上映のどっかで一度観てる気がする。2度目かな」
政「亡くなった林由美香さんが子持ちの人妻役って珍しいね、ピンク枠では。よく撮影OK出たよなあ。前の夫役の佐野和宏氏との病室でのやりとりはもう、ヤマの見せ場だったよ」
竜「<空中庭園>はどうだった?監督の逮捕事件で公開心配してたけど・・・」
主水「いや、それ以前から予告編は観ててさ。<ポルノスター><ナインソウルズ><青い春>ってずっと男くさいキレた喧嘩風の作品が続いた監督が突然、辛口ホームドラマだもんな、そっちでまずびっくりしたよ」
鉄「監督の中ではバラバラだった人々が擬似家族作ってる、っところが共通点らしいけどな・・・」
主水「山田太一ドラマ<岸辺のアルバム>みたいな感じの展開で、本編も普通に観れたけどね。ソニンと板尾のシーンとか、ツボの所では大笑いしちゃったよ」
鉄「何にしろ出てくる奴等が皆、お互いに一見すごくオープンな家族らしさ、を演じてるからな。それがだんだん外から来た人にもわかって来て、あるきっかけで一気に崩れて、大騒動になっちまう」
秀「後半かなり言いたい放題言い合うからな、小泉今日子と大楠道代の娘と母親が」
順之助「あれ見せられると、理想的な家族関係って一体何なんだろう、って思っちゃいますよね・・・」
主水「うん、でもな、<空中庭園>はブランコみたいに揺れてるキャメラワークとか、血生臭い強烈な感情爆発イメージシーンとか、バビロンを意識したらしいベランダの庭園とか、開発ピークを過ぎたニュータウン近郊都市と家庭とラブホテルを舞台装置にしてかなり思い切った大胆描写してるのが、相当におもしろいよ。やっぱり観といて良かった」
竜「でも、あの終わり方は・・・?納得できたのか?」
主水「まあとりあえずは、な。一家の母親で妻って、気持ち的にはああいうもんかもな。俺は結構いい終わり方だな、と」
鉄「冷たく<近代文学的>に突き放すばかりが必ずしもドラマの締め方じゃない、って事よ。わかってるじゃん、あの監督」
お加代「小泉今日子にはやっぱり、演技賞与えて正解だよね」
順之助「監督逮捕は本当に残念だけれど・・・」
主水「この前の<金八>観てたからな、お前」
鉄「入稿時期の関係もあるんだろうけど、先に取材してた多くの出版物で、逮捕の件と作品自体の評価とは別次元、って扱ってたのはやっぱり正しい態度だったんじゃないの」
政「内容と関係なく公開中止じゃ、作品が浮かばれねえもんなあ・・・」
仕事人一同「同感!!」

主水「てなわけで結局、すったもんだも含めて状況を丸ごと味わって楽しめる、ってえのが趣味人、観客道の理想なのかも・・・なんてな」
順之助「いいんですか、そんなアバウトな年末の締めで・・・?」 [ビーグル警部の歳末]の続きを読む
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  1. 2005/12/26(月) 22:08:11|
  2. 映画(全般)
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ビーグル警部の昭和

主水日記。


大阪万国博が1970年、すなわち昭和45年。小生はまだ小学2年生位だった。
「帰ってきたウルトラマン」と「仮面ライダー」スタートが4~5年生頃だから1971年、昭和46年。

太田達也監督(つみきみほを真っ赤なかつらで撮った「OTV」を監督)の半ばATGめいたファンタジックSF「REM」が旧文芸座GW限定公開で話題になり、風間志織監督(後に「冬の河童」予告編で自ら河童姿を披露した)の「0X0(ゼロカケルコトノゼロ)」がPFF方面で公開されたのが・・・1984年頃。つまり昭和59年前後。
当時自主映画は概ね皆、8ミリか16ミリフィルム撮影で音声はアテレコだった。まもなくビデオ撮影の作品本数が次第に増え始めた。
小生が映画ファンに本格シフト開始したのがその前年くらいだから、もうかれこれ、21年程になる。
以上を大体、念頭に置いて戴きたい。


そういう目で見ると山崎貴監督の「ALWAYS三丁目の夕日」は同じ<昭和時代>でも30年代の東京タワー近辺だから自分達より約10年程前、お兄さん世代。
高度成長、<金の卵>世代の集団就職などはリアルタイムでは知らない。もう、時代劇に近い。
でも駄菓子屋やおもちゃ屋は40年代もああいう感じのが小学校の近所などに結構あった。SLや寝台特急の人気もかなりあった。
都電やトロリーバスは40年代中頃までは大通りを走っていた。日本橋・人形町あたりを父の青いトヨペットに乗って通ったら、地下鉄工事(多分日比谷線か東西線、都営1号線あたり)で路上に四角い模様だらけの鉄板が張られ、その上に都電の線路が敷かれていた。


深川栄洋監督の「狼少女」は神社の祭りや子供達のセーター、ランドセルや筆箱、HB鉛筆の空ケースなどから判断するに多分、昭和40年代くらいの地方の町。この辺がリアルタイムだろう。
どうでもいいことですぐ冷やかすいじめっ子も、実際によくいた。でも皆、先生の云う事はおおむねよく訊いていた。
たまに友達と無断で学区外へ探検に行って、バレて怒られたりもした。
巡業の見世物小屋はあいにく見ていないのだが。
TVに<東京タワー蝋人形館>のCMがかかっていて「あれ行きてエ!」と親にねだった。あれへ行ってシャワー上がり?姿のくるくる回転するマリリン・モンロー人形を知った。


2本の<昭和>映画を比較するに、「ALWAYS三丁目の夕日」はかなり、涙と笑いのベタなエピソードが多い。それと基本的に子供ではなく大人の視点からそれぞれの状況が語られているのが特徴、といえる。勿論子ども目線のエピソード(親探し)も一部にあるが。

正直に言えば、ノスタルジー・イメージに大幅に寄りかかっている感じがした。
「あの頃は・・・」という、小生ですら逃れられない郷愁。
その時代を直接には見ていないはずの小生ですら、つい貰い泣きさせられてしまう。
平日のお客さんは小生より年上(おそらく集団上京世代の夫婦など)が多かったが、若い人々もちゃんと普通に反応して喜んでいる。
黄金期の日本映画がおそらく持っていて、いつしか時代の空気に合わなくなり半ば<無効化>してしまっただろう種類の感情の流れが、断片の羅列としてだが確かに、ここには暫時蘇ってきている。
「リターナー」「ジュブナイル」等の国産CG主体SF映画群にとっての弱点は、<アメリカ映画の後追い>的印象のハンデもあったが、画の進化にドラマがついていっていない、何かとアンバランスな印象を与えやすかった事。
しかし今回は<昭和再現>という予想外な落としどころを得て絶妙、好調だ。お見事、という他無い。ああいう<空想未来小説>的イメージを出しゃばり過ぎず少なすぎず出すのには最適の方法だろう。

茶川先生役には若いんじゃ?と当初心配した吉岡秀隆が好演。子役俳優(同居人役)とコンビで演技賞を差し上げたい。SF漫画、擬似家族、小雪とクリスマスの話などが特にいい。心憎いばかり。
「逆境ナイン」ではキャラが「?」だった堀北真希がこちらでは元気ハツラツ上京娘をコミカル力演。こういう使い方もある、という見本。
堤真一の社長、唖然とするハイテンジョン怒りで茶川達と大ドタバタ。あの形相で迫ってきたらそりゃ、逃げる。そばにいたら、迷惑キャラかも・・・。


トリウッド短篇上映組出身・深川監督初の長編「狼少女」では、そういった郷愁のみに寄りかかる視点は最初から本質的に回避されている。
作り手達がリアリストなのだ。
ビデオもコンピュータ・ゲームも携帯電話も無い。子供たちがダイレクトに接するしかない環境。
ドラマ内の目線はあくまでも子どもたち中心に徹底され、つむじ風のような転校生少女とやや気弱な主人公少年、地味目少女の3人を中心にこども達同士の貧富、男女の差異、寄り道禁止違反、親の離婚疑惑、誤解といざこざ、村八分(男子もはやしたててるが女子のは特に嫌だ!)、状況転換、クラスルームでの責任追求合戦(ほんとうに嫌・・・!)、苦しい弁明と擁護、和解などの過程が人間ドラマとして、きわめて冷徹かつ丁寧に描かれてゆく。
脚本(大見全)の心理描写に一本芯が通っているのだ。
子供時代ゆえの無邪気さと残酷さ。
観ていて何ともやりきれなくなる。人間という生き物への諦念。
落とし穴の景など、観ていて心から「この悪ガキめ!ざまあみろ!やっちまえ!」と言ってやりたくなるのだ。(おおコワ、の声)
男の子の専売特許かと思っていたが女の子も落とし穴掘りをやっているようだ。男の子がしぶしぶつきあっているのに苦笑させられる。

当然の結果として、笑えるシーンが後半少なくなったのが難点だが・・・。
後味が悪くなる事はかろうじて回避され(ナイスだぜ先生!)、ある感銘がもたらさられる。

こどもやその父兄が一番観るべき内容なのに、なぜこれが新宿で昼間でなくレイトショー公開のみなのか?疑問に感じる。
初日舞台挨拶で子役達より「本日は、寒い夜にもかかわらず・・・」「遅い時間にもかかわらず、ようこそ・・・」等が連発され、場内が爆笑になったのは皮肉なものだ。
昼間のプログラムがグロい猟奇シーン一杯のアダルトな昭和幻夢譚集「乱歩地獄」なので、余計に不思議な感じがした。昼夜が逆なのではないか。


短篇4本から成る「乱歩地獄」は、少し後の平日に観た。
客席に浅野忠信ファンらしき女性層が目立っていた。

最初のアイスランド・ロケの1本がほぼサイレントでかつ字幕もなし。池の前に裸で立っていたり、暗闇で女とレスリングしていたり。何が何だかさっぱりわからず、ただひたすらに困惑した。
2本目は<ウルトラ>常連・実相寺昭雄監督が古都・鎌倉を舞台に<鏡の間>セットを多用。独特、というかおなじみのぐにゃぐにゃした異空間を構築、サスペンスを盛り上げている。成宮の青年鏡師にもう少し神秘性が欲しいところ。
3本目、<芋虫>のエピソードが痛々しく、少し気持ち悪かった。二十面相がこんな、美的サイコ野郎だったとは・・・。
最後の1本、浅野忠信のあたふたぶりに若干の可笑しさ。女性ファン達からも苦笑が漏れていた。緒川たまきは後半オブジェと化してされるがまま、さぞやおつらかった事だろう・・・?


2005年、平成17年冬、昭和は遠くなりにけり。
そして、子役達は・・・あなどれず。


以上。















  1. 2005/12/16(金) 22:42:44|
  2. 劇場用映画
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ビーグル警部の絶句

主水日記。


あなたは、初対面の誰かと喋っていて、唐突に絶句してしまった事があるだろうか?
あるのだ、小生は。ごく最近・・・


12月4日、日曜。
東京・阿佐ヶ谷の某所を小生は訪れて居た。
3年ぶりの復活を遂げた<現代映像研究会>、後半の部に参加するためである。

かつて亀有名画座でよくイベント司会をされ、今なおピンク映画祭関連には欠かせぬ存在、M氏が阿佐ヶ谷で企画、開催してきたミニ上映会。
その前身たる別種の上映会が都合で終わったため、後を受け継ぐ形で数々の貴重なフィルム作品の回顧上映を中心に、主催者の方々が試行錯誤しながら続いてきた。
80年代自主映画やピンク関連、ミニコミ誌、漫画誌など多分野ゆかりの人々が数多く出入りしており小生も亀有つながりの御縁でよく参加していたのだが、ここ3年ほどはなぜか中断状態であった。

当所ブログを最近訪れた読者の方は大半がおそらく、<現代映像研究会>を知らないのではないだろうか。
最初のシネマ旅BBSや芸社スレッドの頃にはまだ、会自体の(かくも長き)不在、中断が続いていたのだから。
小生自身、前日に某所でチラシを発見するまでは「もう、行なわれないのかな・・・」と案じていたので、再開は大変喜ばしきニュースであった。

会では終わりに酒が入る。
再集合を喜んだ人々、劇団活動の話を回想される人々、中には20年ぶりの再会をされた人々の姿もあった。映画や出版関連へ進まれた人々も。
自然に話題はわれらが懐かしき70~80年代の話題に集中。勿論TV番組も含めて。
そういう話の時は、仮に酒が入らなくとも小生、後にシネマ旅と呼ぶ映画館・PFF関連イベント徘徊をはじめた当時の思い出の数々に、最早まったくの酩酊状態と相成るのだった。

そういえば昔、有楽町でルイス・ブニュエル監督特集とか観てたよなあ。その後は旧文芸座では大島渚や鈴木清順特集・・・。
青春期とノスタルジーへの傾斜。
あの若き日々にせめて、3日間だけでも帰りたい。
あの頃まだあった大井・亀有・大塚など各所の名画座を廻ってみたい。
あの頃観損ねた、松田優作ライブや千葉繁トークライブを、生で観てみたい。
あの頃やりたくてもできなかった、いろんな事をやってみたい・・・。

郷愁。強烈な。
多分そのせいだろう、ある人と早稲田パール座やACTミニシアター時代のお話をしている時ふいに、小生は・・・
感極まって、一時言葉が出なくなってしまったのだ。
何を喋っていいのか、急にわからなくなってしまう程に。
相手の方は怪訝な顔をされたが、さぞ不思議がられた事であろう。
つまりは、小生も周囲の<出来立て同期>メンバー達も、いつしか、いい年齢になっていたのだ。

多くの魅力的かつ意欲的な人々との語らいを楽しんだ小生は会を辞し、一人帰路についた。
次に会えるのはいつの日か。
そして20年後の世界は・・・?


これが、絶句の顛末である。
作品については、別の機会にゆずらせて戴くとしよう。

以上。


  1. 2005/12/11(日) 20:41:18|
  2. インディーズムービー
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ビーグル警部の希望

主水日記。



暗い世情の事件・ニュースに、治安強化がらみでいささか<押せ押せ>ムード?の政局。
ほんの一部の長者(どこにいるんだ?)のみが、やれマンションだの株バブルだのと騒いでいる模様。
その一方で建築手抜き工事がらみの国会証人喚問・・・。
IT長者など一度もお目にかかったことも無い小生。
毎日お決まりでつぶやく、「いったい、どうなってんだ?」。

TVのデジタル放送化はいよいよ、期限付きで一方的に押し進められている。
家電店でポスターを観るたびに「大型だと、また出費が・・・」と嘆息する人々。
こうも生活不安と節制ばかり言われる世の中では、平和なファミリーアニメ「サザエさん」が視聴率上昇なのも無理ないか。
携帯にコンパクトなアナログテレビが付く時代、皆が次はデジタル放送も小さいテレビ付きのを、と言い出してる頃だろう。
一般化する頃にはあの<お茶の間>ってやつ、あるんだろうか?


こちとらはこの年末も空き時間の年賀状書きに、いろんな用事で各種時間調整に、でぶつくさぶつくさと、つぶやいてばかり・・・でもない。時折出歩いてはいるのだ。

シネマキャバレーの翌日、お台場の<デザイン・フェスタ>(この前の原宿会場はしょぼかった・・・)へ<シネマ秘宝館>参加ブースの様子を見に行ったら・・・これがなかなか面白い。

なんでも、いろんなアーティスト学院や美術学校等の学園祭・発表会を各所でばらばらにやるよりは、ということで皆で集まっていっぺんに、という企画の模様。
<アート>ならば分野は問わず、参加資格審査は特に無し、隣近所のブースの邪魔にならなければOK、ということのよう。

外国人の美術家や20代位のアートな金髪・緑髪女性達も勿論だが、意外に親子連れ・ファミリー層参加が多いのに驚く。
アートな石や皿などをファミリーで売っているブースもある。

<シネマ秘宝館>ブースではミナミユー監督の「レンジャー」シリーズが映写中。
ネットで写真観た、という人たちも結構来ていた。
宣伝部長が頬に弾痕?メイクしててちょっと、びっくり。
そういうメイクアートブースがあるという。
よく見わたせば、頬にニョッキリ角を生やしてる女性もいる。

会場内を見て廻る。
破いた?白いドレス衣装を展示してる服飾デザイナーがいる。
全身白いタイツで無言劇してるグループがいる。
他にも、フリーペーパー置いてあるだけのブースとか。
「俺は俺なのだ!」なTシャツとか手製絵葉書売ってるブースとか。
隅っこで油絵をライブで描いてたり。
シンガーソングライターがマイク立てて歌ってたり。
別なスペースではミニ・ロックバンドでファンが乗りまくってるし。
2階映像コーナーでは立体星空イメージ投影してたり。
緑色のヒーロー「Pマン」手製映像観たり。
奥のほうじゃ怪しい集団青年が逮捕?の自主映画がかかってたり。

とにかく、もう、各所てんでんばらばらなのだ。
まるっきり異なるジャンルのアート展示・コーナーが乱立している。
それでいてなぜか、会場全体にある種のトータルイメージ、<まとまり>感、すら見受けられるのが不思議。

隣り近所どうしで自然に相互交流が行なわれている。
皆、全般に表情が明るい。
静かなる中にも、発表の場をイベントとしても心地よく楽しんでいる。
シネマキャバレーやシネマボカンなどに通じる何か、を見たような微笑ましい気持ちなり。


世間も世界も依然、自由と同時に、何かとハードではあるが。
異種分野間の人的交流機会を得て、フュージョンで自由な発想とユニークなアート表現を、各自育てていってほしいものなり。
それが、人々へのささやかな希望。


以上。
  1. 2005/12/11(日) 18:27:44|
  2. アート
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ビーグル警部の仰天

た、大変だ!
池袋SCUMのHPが・・・緊急メッセージ出してます。

来年1月でSCUMが閉鎖、消滅する、なんて・・・。そんな。
せっかく、<シネマキャバレー>3周年を盛大にお祝いしたというのに・・・。
誤報であってほしいよ・・・。

ちょい昔、<早稲田ACTミニシアター>や<池袋パモス青芸館>が静かに消えていったとき以来の、ショックです・・・。

また、週末の楽しき良き居場所が失われるのか。
せめてまだあるうちに、もう一回くらいは伺えるだろうか?
移転先はどうなるのだろうか?

わが周辺の懐具合もさっぱりみたいだし、いよいよわびしき年の瀬です。やれやれ。
<文芸坐ル・ピリエ>出入り時代の夢でも見て、寝よう・・・。




[ビーグル警部の仰天]の続きを読む
  1. 2005/12/09(金) 19:41:48|
  2. インディーズムービー
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ビーグル警部の発見

12/5(月)、TBS系放映のドラマスペシャル「ウメ子」。
出演者名中に「正木佐和」の名が。
もしや、シネマ愚連隊の・・・? [ビーグル警部の発見]の続きを読む
  1. 2005/12/09(金) 19:20:02|
  2. TV
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ビーグル警部の野性

フジ月曜夜9時のOL路線を一時やめて、「西遊記」、正月からTVドラマ化するそうですね。映像化は何年ぶりだろう?
マチャアキ版、本木版スペシャル、唐沢版と観てきましたが。どうしても比べてしまうだろうなあ。(マチャアキ版、今千葉テレビで放映中だし。)
欲を言えば本当はもうちょっと、お坊様以外は暴れん坊の野性味とコミカルさとが同居してるイメージのキャスティングが・・・とは思うんですけれど、出来たものを観ないとまだ何とも。
仕上がりが楽しみですね。
[ビーグル警部の野性]の続きを読む
  1. 2005/12/09(金) 07:28:24|
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ビーグル警部の文芸

主水日記。


晩秋に「春の雪」を観た。
どうやら公開中に間に合った。

普通に秘めたる恋の文芸ロマンス映画、として観れた。
昔なら吉永小百合・浜田光夫か山口百恵・三浦友和主演で<芸術祭参加作品>の冠が付くところだろう。

お話とはいえ、発端時点で早くも「すべて、あの親父が悪い!」と呆れる。
その直後、庭園をめでるシーン、上空よりひと続きでクレーン撮影する辺りなど、うっかりすると景色が狭くなってしまうところだがちゃんと広い感じに見せていて感心した。
妻夫木聡が悪びれキャラぶって、ひねた変化球を投げてみせるが、落ち着いた<お嬢様>向きの演技で竹内結子がナイスキャッチ。
(友人役の人、テレビ朝日系「世直し順庵!人情剣」で同心やってます。)
おとなしいようで一旦決心すると即思い切り行動派、男も世話役もたじたじのヒロイン。
これ、全く竹内結子のための映画なり。
和服でも洋服でも「鹿鳴館」当時の沢口靖子を想起す。夢の中のシーンなどまるでお雛様のよう。
元大映映画女優のベテラン3人(「セックスチェック第二の性」安田道代、「卍」岸田今日子、「からっ風野郎」若尾文子と皆、増村保造監督組)が脇を固めてるのが、いかにもで・・・ニンマリ。
脱ぎシーンも少しあり。別な女優だけど。
仏様方面の話を含めてワンシーン、ワンシーンが長いのが難点。(観ていたOL達が後で「長いねー」とぼやいていた。)
後半、勢いが枯れてきて、なんだかもどかしい。
でもまあ、テンポが早すぎて焦点・沸点がいまひとつ定まらない「華の乱」よりは数段いいかな、と。
<胡蝶の夢>的な話のTV・映画は近年あちこちで出てくるがここにも登場。これからも次々と・・・?


以上。
  1. 2005/12/06(火) 01:50:29|
  2. 劇場用映画
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ビーグル警部の復活

帰ってきた、主水日記。


11/26(土)19時前、池袋SCUM・シネマキャバレーへ向かう。

先日来の某所騒動?の影響を気にしつつ、おずおずと入場。
お客の入り、やや静かなり。密やかな集まり、の印象。
幸い、来場の皆さんに励まされ、いささかほっとする。

この夜、司会は鶴岡組出演・しーとん嬢とおなじみ村田青年。
今回はゲスト監督欠席が多く、質疑応答タイムが少ないのが残念だった。(2本目など、特に伺いたいのに・・・。)
作品3本の上映、さいとうりか監督8年ぶりの新作「寅蔵と会った日」他の予告編上映(白髪俳優、浅草の景色に合う存在感)あり。
なお、終了の後に関係者を代表して会場の受付嬢により村田氏に対し、<司会検定免許状>授与式なるものが行なわれた。
つまり、ようやく一人前と認められた、ということだろう。本人も照れている。あなめでたや。

簡単に作品紹介。


吉川信幸監督「Hello Horizon」(45分)

理工学系男子学生。
その彼女でマイペースかつ開放的な大阪弁の女子学生。
女子学生の「ねえ、地平線見に行かんか?」の一言から2人は、車でなんとなくドライブ小旅行に向かう。
途上にてバイクがエンコした風船を売り歩く放浪青年と合流、彼の紹介する仮の宿(ユーモラスな主人)を経由して3人旅。
だが、キリのいいところで引き上げようと男2人が言い出すと、彼女の態度がおかしくなる。彼女はある決意を秘めていたのだった。そして学生君は・・・。

全体にのどかでおだやかな青春ロードムービー。
ヒロインの明るさ、おちゃらけと奔放さが全体を引っ張る。
冒頭より新言語作りごっこがユーモラスで笑える。
特定分野に興味が深い理工系学生が頬ずりするシーンにもクスリ。
風船男性のエピソード、「幸福の黄色いハンカチ」の別パターンでちょっといい話。
雪と風船のシーンがソーダ水一杯、なさわやかさ。後味がいい。


前田達哉監督「棗-NATSUME-」(13分)

今回一番不可解な作品。

小屋に居ながらにして特殊な念力?を用い、他人の邪魔なものを<消す>作業を請け負い続けている少女。彼女の所へは種々雑多、てんでんばらばらな要望が依頼されてくる。
やがて、植物人間状態のある人物を消して・・・という哀しきテレパシー?要望までも届く。しかし彼女は少しばかり違う判断を下す。
ついに別のある人物が業を煮やして「早く頼んだあいつを消せ!」と詰め寄るが・・・。

「ウルトラQ」のごときめくるめく小迷宮異次元空間世界。怪奇な雰囲気が興味をそそる。
が、しかし、てんでんばらばらの<御要望>表現コーナーがなぜか、まるでTVのテレホンショッピング風にコミカルでベタ。
両者の画面ギャップがかなり大きく、戸惑いを覚えた。
最初の感じで全体を締めなかったのは、一体なぜだろう・・・?
監督にしてみればしてやったり、なのかもしれないが。


安部佳子監督「おしまいのほうほう」(50分)

吉本昌弘監督主催団体・<吉本会>メンバーズ、2002年制作。

ある夜、ひとりの女性が街中で交通事故に。
字幕によると死んだ、らしい。
だが、彼女はむくりと起き上がり、歩み始める。
「会いたい、あの人に・・・」。
朝、かつて同居していたその彼のアパートを訪れる彼女。
そこには彼の部屋に仮住まいする友人が居た。
勝手知ったる元自宅、2人で掃除やら料理やら始めているところへ、別れた元カレが帰ってきて・・・。

井上氏扮する料理好きの同居人が寅さんみたいに気を利かせたり、脱いだり?するほのぼの好演。こういう接し方のできる人って、男としてはちょっとうらやましい。
駅と電車のシーン、泣かせる・・・。
寒さつのる季節に心温まる、ええもん見せていただきました。  


3本を観た後、ここ数日間のストレスはすっかり晴れていた。
ラインアップが良かった。
映画の力は大したものなり。

以上。









  1. 2005/12/05(月) 22:52:35|
  2. インディーズムービー
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ビーグル警部の潜伏

晩秋。そして師走。
年の暮れまでもう一ヶ月。
この時期は毎年、スケジュールがきわめて組みにくく、数多くの封切映画、およびシネマ関連イベントを片っ端から逃しまくってます。

おかげで「タッチ」も「メゾン・ド・ヒミコ」も観れず、
<東京フィルメックス>も中川信夫監督特集も、
<オールザッツバカ映像>も<韓国まんがまつり>も、
すみだリバーサイドの上映会も、
ENBUゼミ秋のドロップシネマ・レイトショー(「テンジョン条例」なる短篇が上映中止に。なぜだ?)も、
みんな、逃してしまった・・・のです。

すべて時間と予算と、冬場に備えての体調保持の都合です。
無念、無念、無念・・・。
伺えなかったイベントの皆さん、どうもすみませんです。
でも、わずかにですがラッキー!にも伺えた所や、観れた映画もあるのですよ。


というわけで、シネマ旅はしっかり続いてますので。
もうしばらく後に・・・。

(あのススキの原から、早や2周年だぜ・・・の声)
  1. 2005/12/02(金) 20:59:33|
  2. 日記
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ビーグル警部の吐息

ついに・・・
千葉真一先生&ジャパンアクションクラブ、総出演の伊賀忍者アクション・ドラマ「影の軍団」シリーズ(1・2・3・4&幕末篇)の千葉テレビ木曜14時放映が、すべて終了した模様です。
どうみても1年半以上は、かかってますね・・・長かった。

最終回は世良正則の坂本竜馬、浅野ゆう子のおりょう、ピンクレディーのミーが伊賀くの一。
後半期は幕末歴史上の人物、片っ端からゲストで登場。殺陣のみならず、衣装もどんどん派手に。
真っ昼間からギンギラギンの甲賀忍者、カラフルなマフラーにミリタリー色の伊賀忍者がバトル。目立ちまくってます。もはや<忍び>ではない・・・。
これだけ面白いTV時代劇シリーズが何で、いまだにビデオもDVDも出ないんでしょう?戦国末期にさかのぼった初代?服部半蔵の劇場版はDVD出てるのに。不思議です・・・。
以前も触れたのですが、いまだに近辺で発売の兆しが見えないので書いておきます。出るまで何度でも、しつこく、書きます!


水曜14時放送中の「必殺仕業人」はサブタイトルが毎回「あんたこのxxどう思う」式。
珍しく動物の仇(!)をとる第3話「あんたこの娘をどう思う」、慎重かつ周到な作戦を重ねた上に・・・!の第8話「あんたこの五百両どう思う」、シビアな男2人(「極妻」中尾彬VS「ナースのお仕事」長塚京三)の棋士勝負がガタガタに崩れてゆく様に震える第14話「あんたこの勝負をどう思う」、などがお薦めです。
こちらは大分前にDVD出てますよ。
もっとも、毎回傘張りや部屋貸し(商家のお妾さん、メザシを崇める祈祷師、の次は寺子屋の女性教師が借りている)で糊をしのぐ主水一家や、中村敦夫・中尾ミエのひもじさ丸出しコンビを観ていると、まず生活と貯金が先、という気も・・・?

大出俊の<やいとや>又右衛門だけなんだよな、メンバーで表の仕事も調子いいのは。
とにかくこのシリーズ、肝はこのやいとやの技。
仕事前に滑稽なまでに縁起をかつぐ男が。
暗闇で、赤く熱した針を取り出す<前戯>。
突かれた奴が震える、夜・・・
電気を消して見ると、眠れない。きっと。

それと鶴田忍の「がんばりまーす!」な囚人、やたらと元気ですね。この頃の主水はせん・りつではなく彼との締めが恒例なのです。
日活ロマン方面やTVサスペンスでも見かける方ですが、こちらでの印象が強いです。


では又。

  1. 2005/12/02(金) 19:26:21|
  2. 時代劇
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