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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

万国の博覧会

主水日記。


遠出も勢いつかずままならず、の真夏にあって、8/7(日)の<シネマ秘宝館27・万国博覧会>(夜の部参加)、および8/13日(土)のシネマボカン・イベント<伊勢田博覧会2>は、いずれも小生めにとっては正に一服の清涼剤、いや、大砂漠の旅路に湧き出たオアシスであった。
何よりも常連の関係者や観客が集まるのがほっとするし、観ていて実に楽しい。あれこれと多忙な人々があれだけ集合するのは、やはり両イベントにそれら相応の代えがたい、参加意欲をそそるに十分な魅力が備わっているからだろう。そして新たなる人々との出会いもある。
最早ヤミツキ、といっていい。


まず、ごく簡単にご存知?<シネマ秘宝館>作品群よりコメントしてみよう。

8月7日。猛暑。
当日は夜の部に伺おう、と事前にPCにて情報チェックの後に出掛けた。
昼の部終了時間の少し前、18時頃に会場前到着。ちょうど昼間のお客さんたちが堪能して出てくるところだった。
芸社関連作品が納品遅れるかも、と一部HPに出ていたので気になっていたが、それは無かった様子だった。見事セーフ。
が、しかし・・・

「坂本さんの1本、間に合わなかったね・・・」
「夜の部やってる間にディスクに落とし直すって」などの声。
そ、それは一体・・・!?
どうやら例の、トリによく出るあの人の映像が、遅れてるらしい・・・。
果たして夜は間に合うのか?と気を揉みながら、入場す。
なぜか、上映開始直前まで<蛍000>なる男性ダンスグループのPV?が流れていた。何だか80年代後半風で懐かしい。

19時より開演。
例のごとく<愛・地球博>など時事ネタを織り込んで小気味よくユーモラスな館長&酒徳ごうわく副館長の司会・ゲストトーク進行。時折、ごうわく氏の唄が出た!これは新体験。
さて。
基本的に各作品に付き約1~2行程(予定)、で解説してみよう。


第一部 <短篇・中篇もの(に、万博ものがプラス)>

斉藤館長監督「こんなCMはやだ」・・・軽くやばい、自虐っぽい?ネタ。思わずプッ、となるも出演者はこれOKなのだろうか?とすぐ心配す。

haruru監督「テクテクマミー」・・・一家に一体、ママロボット契約、の未来世界の夢。定番・アルミホイル張りの未来住居。ハイテンポPV調。子役を前に赤いカツラのマミーロボがかわゆい。高岡晃太郎氏扮するパパ、珍しくノーマルに見えた。

谷川監督「爆発」(再見)・・・久しぶりに観た。太陽の塔がゴ0ラのごとく大暴れ、ミニチェア火薬ド派手、自衛隊員もコーフン、いかれてる。カタルシス満点。場内歓声上がる。観て以来<伊0映像>と聞くとまず、これが浮かぶ。いいのか?

万博Z(?)制作「モリゾー(仮)」・・・列車席にあのマスコットが。あれ?なぜか名古屋行きではなく東北方面行き列車で撮っている。割と地味な遊び、の印象。司会が言わなかったら気づかなかったかも?

ごうわく副館長監督「リアルニ0テンドー」・・・ポケットゲーム機の枠だけ作って、子どもとペットの犬でキャラゲームごっこ。逆転発想面白い。そりゃ、生のペットのほうが世話がなまなましくなる。唐突画面切りに効果あり、笑う。

ミナミユー「ヒャクレンジャー」(以前解説。再見)・・・場内大ウケ!やっぱ、卑怯だ。あれみんな一人で着替えて?短いながら手間ヒマかかってそう。

大木奈 翁監督「闘魂巫女こぶしちゃん」・・・いわゆるTVファンタジー風バトル・萌え(というか燃え)少女キャラ主役のアクション・アニメ。しっかりOP・主題歌付き。駆け登り落下し、上下方向の画面アクション、勢いのよさが強み。対戦相手が大工さんする鬼軍団。ちょっと愉快。しかしあれだけやってて無罪。災害基本法立法・適用はないんか?


第二部 <リッチマンムービーズ来襲!>
(そのエンタメ自主映画界<虎の穴>的存在自体が、やはり・・・鬼門だ!)

リッチマン丸山監督「魁!!ボグワーツ」(再見)・・・魔法ファンタジー「ハリー0ッター」が男気溢れる学ラン高校生ガチンコ格闘戦調に変身。(勿論マジレンジャー、ではない。)主役・ライバル・レフェリー先生他、張りがあってポーズもバッチリ。その分余計に台詞がキマりすぎで、場内硬派な爆笑の渦。紅一点・イトカズの格好良さは必見もの。外国人大師匠のたどたどしさ?もポイント大。レベル高い。

イトカズ監督「国民的美少女仮面ミラクルレイ」(R-2以来、再見)・・・かわゆくデートする主役、いざとなるとナイスに変身ヒロイン化。必殺足蹴り、ローヒール攻撃。これは効く。悪漢お気の毒様。あれ、仮面外して見せてる?知らぬは彼氏ばかりなり。こちらも反応良し。

かなちゃん監督「愛する毛(あなた)へ」(R-2以来、再見)・・・ベタな替え歌のおかしさに意外や、反応まばら。R-2では大ウケなのに。唄をとちった所で一番ウケてる・・・。シネ秘の年上猛者観客達は甘くはなかった?こうなりゃ前回2回戦と優勝作のアレとアレ、出したれ!

PM直角監督「植物人間 枝豆マン」(R-2以来、再見)・・・しかしなんてタイトルだ・・・。原付とマントがあればとりあえずはヒーローに。かなり凝った?画面編集処理と博士キャラ、唄と文字オチが結構ウケていた。


第三部 <大バカ作品大集合!>

濱田轟天監督「ビデオレター2」(再見)・・・最近すでに解説済み。前回アウトプッツ解説参照されたし。原典ではいいやつが変更されてる・・・容赦なき仏罰!がポイント。否応なしに又も笑う。当然場内バカウケ。

Z会(?)監修「万博の歩き方」・・・実は前回上映・愛知万博ロケ作品のメーキング映像。ハウツー観光風字幕とナレーションを入れて処理。当然、マ00ガーZが検問所でやりとりし入場、会場内を闊歩している。
一部の年配のお客さんにガ0ダムと間違われてる・・・!名古屋で制作だったらしいからなあ、あれ。でもネクサスの話題は無かった。(当たり前だ!の声)場内、皆で前回ルポを思い出しつつ、大いに笑う。
恒例の<予告編>によれば次回は、某ブラック?マーケットの模様をお送りする、予定です・・・?毎度ながらちと、はらはらさせられつつ楽しみなシリーズ企画。


ここより以下の作品群、非常に公的解説が困難につき、片鱗のみを記す。(そういいながら又文面伸びるくせに!の声)


チーム・ザ・メンゴ制作「クイズバトラーQ」・・・以前観たかもしれない。TVクイズ番組のパロディ、というより激烈ブラックジョーク劇。あまりにもナンセンスな状況下に各人度を越して命がけ、形容不能な程にイカレてる。常人のなせる技ではない。場内かなり大ウケ。
面白いには面白いが出演キャラ達のコワさとどぎつさが・・・。その分ラストシーンが妙にさわやかだった。スタッフロールもありえない人名だらけでそれなりに笑える。


タクラビジョン<Vol.6+アルファ>・・・若干新ネタ追加。「赤たれ」「大きく00よ」「死にません!」「しお0ちゃん」「タ0ーサークル?」などが笑えた。で、次回特集上映は<完全予約制>の予告篇。<まつり>ですごい入りだった為。ここまで成長したんだなあ。感慨。


坂本頼光氏(弁士、兼映像監督)による<子供の為の作品>・・・どこがじゃ!と我々に突っ込ませるべく用意されていた、画面付きの人形劇。どうやら夜の部には映像が間に合った。
番組?タイトルが<まるめこもう>。要するに「まだ愛知万博に行ってない人が行きたくなくなるように説得して、まるめこもう」というばかばかしいお話をしつつ、劇中で氏得意の物真似レパートリー(渋い俳優・男女著名人等。特徴つかんでる)をバンバンやる、というもの。演じてる当人まで呆れて?ちょっと吹いてる。乗りすぎててもう爆笑、空腹絶倒。でもあれだけいろいろ聞かされたら結局行きたくなるんだよね。(助けて!)
演じ方を研究しつつ、意欲的に新ネタと客層をを開拓していってほしい。


シネマ秘宝館、以上。


次回、<伊勢田博覧会2>につづく。


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  1. 2005/08/14(日) 02:12:16|
  2. インディーズムービー
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