今朝、梅雨が明けました。
当たり前ですが・・・暑い。
泳ぎに外へ出る気力も無し。
この前「スターウォーズ」最終作よりも先に、「樹の海」観ちゃいました。瀧本智行監督デビュー作。
納涼、というより人間関係概論の劇ですね。
複数人物のエピソードがすれ違う連作集の構成。
池内博之のコワいお兄さんと小嶺麗奈の携帯連絡女性、萩原聖人の公団職員らのエピソードもなかなか、いい話ですが。
噂どおり津田寛治&塩見三省コンビの酒飲みシーンが際立つ。「北の国から」SPの某食堂みたいで。これ、目下津田さんのベスト演技じゃなかろうか?と。お二人のファンは必見です。
<テプコひかり>な井川遥&余貴美子コンビは売店店員ならではのお話を披露。ネクタイの話がいい。そういえば以前「キヨスク・フラッパー」って漫画があったなあ。
これ観たおかげで多分、樹海見に行く必要は無くなった・・・?
野口照夫監督の「駄目ナリ!」シリーズもトリウッドで全話やってますが。丸一日半でコンビニの話観るのはちょっと、しんどいかも・・・。タイムファイヤー(「タイムレンジャー」6番目の男!)の人が主役で津田氏とウルトラマンマックスの人が出てるそうですね。どこの回からでも観れるというので一部でも観たいです。
同じ監督・主演の「演じ屋」シリーズは以前、公開順に位全話観ました。
ある種のサービス業、商売に「探偵物語」的世界がからむ連続ドラマ、とだけ言っておきましょう。すごく面白いですよ。
特に弟分役の人とのやりとりが愉快。こういう掛け合い漫才部分の良さって直接観ないとわからない。
筋の順撮りなので第一話から順番に観たほうが、より一層味わいが増します。
こちらはタイムファイヤー・タイムピンク・タイムグリーン他各氏がまったく別な役を<演じ>てます。あなどれません、製作の<主力会>。
(以前も別所で書いたのですが、念のために。備忘録。)
鳥肌実主演・田中誠監督「タナカヒロシのすべて」は何とも主人公が不運続きでお気の毒なお話でした。
不法就労やリフォーム詐欺なんか今、マジで問題になってるもんなあ。ユンソナの弁当屋も楽じゃなさそう。
最初のほうで殆どしゃべらせずに動かしたのは正解。戦前のサイレント・コメディアン映画風にコミカルな動きの魅力が出てました。
鳥肌氏のバスター・キートンみたいな動き方(ローラースルーするシーンなど)をもう少し、観てみたかったです。というかハイテンポの白黒サイレント調で撮るともっといいのでは、と。
(ずっと以前90年代初めごろに「(デビュー作の)これは、サイレント映画の残骸です」と自ら公言・公開していた新人監督がいたが、そんな<残骸>を撮る位なら、同じ技術で「タナカ」の鳥肌氏を撮ってれば・・・。)
あと、にわか詩人の会がユーモラスです。
加賀まり子の母親、市川実日子の詩人、小島聖のナース役がおいしい役どころです。現代の寅さんはタナカヒロシかも・・・。
なお、鳥肌氏出演のジーコ内山監督「魂のアソコ」、巡業的上映が各地でいまだ大評判の模様です。しかも「特攻伝説」の大受け付き。
以上。
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- 2005/07/18(月) 18:27:04|
- 劇場用映画
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