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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

聖賢人の動揺

ついさっき、「スターウォーズ エピソード3」観てきました。
(戦闘シーンの途中でまたしても、地震の揺れが。一瞬テーマパークにいるような錯覚に襲われかけました。)

まだ観て無い人のために具体的展開は、ここには書きません。
わずかにお知らせできるのは・・・。

例によってチャンバラたっぷり、ヨーダも活躍目立つ。
政治論争部分など、どこかの超大国と西方諸国の揉め事そっくりでコワい。
ちゃんとダース・ベイダー登場以後の話ともリンクはしてました。
でも。
因果だ。あまりにも因果だ・・・。

あれを観た後だと先に公開された3部作(エピソード4・5・6)のメインキャラ達の印象が、大きく変わる。
辻褄あわせも含めると一部の研究家達が予想してた<案の定>に結構ぴたっと、はまった・・・よーだ。(それが言いたいんかい!の声)
当初予定されていた9部作構想の7・8・9の展開も何となく見えてきた、かも。


ざっくばらんに言えば、小生の中では「スターウォーズ」シリーズは、高校から20代にかけての3部作公開で一度、終わっていたものなのです。

1本目(4)公開時は予算のかかった<宇宙SFチャンバラ映画>である事、それ自体が新鮮だったのです。
それ以前のスペース・オペラ活劇(美女が出るのは同じ)よりも宇宙船のデザインが角張って、内装やグッズが光ってて、とにかくエレクトロニクス、という印象を与えました。キャラクター商売がヤング層向けに前のめりなのも珍しかった。
多分1本目か2本目の頃ですがコーラのCMで派手なコーラス合唱がプレゼント!と毎日連呼してて、あれ観ただけでもう、観たような気になるのでした。角川映画CFと同様の効果です。
対抗馬?で「宇宙からのメッセージ」が製作されるのも当然、の状況だったわけで。
クロサワ映画やウエスタンの手法を真似たのも最早有名。


2作目(5)は<隠された真実><宿命>等に驚かされました。(今はもう多分みんなが知ってるけど。)

で、3作目(6)は「え、これで、おしまいなの?」といささか拍子抜けしてました。綺麗に片が付きすぎじゃないか?と。
同時代に毎回、公開待ちで観てきた人々の殆どがそう思ったはずです。
シリーズ化の実現性は2作目までで大半固まっていた、といっていいでしょう。

まさか、はるか後に3部作からさかのぼって、ベイダーの少年時代から又3本やるなんて、ルーカス・プランを知らない当時は思ってもみなかったんです。

「エピソード1」が「4」の二番煎じっぽい、という批判は確かに当たってるけど、最初の予定ではこれが第一作のはずだったんだと考えると・・・「ドラゴンボール」と「Z」や「GT」の関係、ですよね。
ちょっと食い足りなかったのは事実ですが。
「2」で昼メロ風味?と師匠アクション(!)が加わってようやく調子を取りもどす。
そして今回の「3」・・・。
ああ、長くかかった。サーガだなー。




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  1. 2005/07/29(金) 01:31:15|
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強心臓の鼓動

主水日記。


このところ都心部はテロ警戒、地震、台風、と連チャンでまったく災難な日々なり。
「地震、怪獣、ウルトラマン」(注1)だったらまだしも、なのだが。
ネクサスとダークメフィストはまだどこかで戦ってるのか?とぼやきたくもなる。

23日(土)は午後4時38分頃、震度4から5の揺れ。
電器屋にいた小生の前でDVDの棚から物がバラッ、と落下。
エレベーターが安全点検のため止まります、のアナウンス。
たまたま乗ってはいなかったが。10分程止まった。
ここのお客さん達は揺れが治まると割とすぐに落ち着いてテレビ・コーナーのテロップ(字幕情報)をチェックしていたが、電車の乗換駅はやや混乱。終日、殆どの電車は終電近くまで約15分遅れで運行していた。
この交通混乱の影響で当日池ノ上・シネマボカン会場の恒例<アウトプッツ#6>も、開催を15分程遅らせて夜7時45分よりのスタートとなった。
それでもレギュラーメンバーズの来場が目立ち、小生もひとまず胸をなでおろした。誰かが「もう、きょうの不運はみんな地震のせいにしよう・・・」と言ったら皆、少し笑う。
この夜、普通に帰宅出来たのは実際幸運なり。


上映作短評。
ウケのレベル、前回より又、じわじわと上昇す。

オープニングOP:リラックスできる長椅子の話に軽く笑う。

EMIPON.COM「日本名作劇場 こぶとりじいさん2」:

某健康PR番組みたい。隣のじいさんが何かと張り合うが。だんだん予想もせぬ姿に・・・。のほほんとしたナレーションが余計に可笑しい。

黒豹監督「地獄のピカチュー」:

裏街道ギャングとリストラされたサラリーマンが女と拳銃でつながる、というのは「GONIN」みたいだが強引にピカチュウの姿と結び付けてあとは、めちゃめちゃ。スローモーションでとどめをさされた。大笑い。
<キルビル7と8>をいっしょにしたという監督の解説、ハートでわかるぜ。いやほんと。

川西弘晃監督「31、32」:

青年に黒眼鏡とギターケース持たせればとりあえず、ラテンなエル・マリアッチになるという見本。でも空腹には勝てなかったんだね。ご愁傷様です。

恩田浩監督「バッカス・ナイト」:

知るも知らぬも貴方と私、小さないわくある酒呑み男達4人、一時のささやかな交流を描く。渋めに男の哀愁、アウトマン本流。<酒の神様>バッカスを出した景には笑った。今宵も呑んで呑まれて、こればっかす。(注2)

新津東二監督「白いカラス」:

とある地下のバーにて不敵な笑みを浮かべる悪役、困り顔で拷問する部下、いたぶられ否認し悶える男。少なからず呑み客達(レギュラー一同で一杯)がいる中で、周囲は静か。なぜ?妙な雰囲気。
それなりにキャラの薄気味悪さが際立つ短篇。題名関連のナレーションも意味深、ぴったり。ああハードボイルド。

藤野知明監督「ヨルノモリ」:
月夜の水面、葦原、光る眼。何が居たんだろう?丁寧な作り込みのCG風景動画。何だかほっとする。


黒犬獣監督「フライト・オブ・ザ・リビングデッド」:

特別招待作品。
前回未完成で部分上映、今回ようやく完成。なかなかの小品佳作。
最初の封筒はやばい女の写真?かと思ってた。
夜の路上でゾ0ビやってるレギュラー一同。(近所の人に見つからなかったのか?とハラハラ)
くわん、くわん、というフライパンの音が小気味よく乾いたホラー・コメディ調をキープ。「気がとがめる・・・」に笑う。
星野佳世・新津東二のコンビネーションがぴったり。全篇を疾走。
落ちも「うる星やつら」みたいで可笑しい。


EMIPON.COM「世界名作劇場 ちびくろサンボ」:

これも「こぶとりじいさん」と同系列の笑い。
そういえば最近出版解禁になりましたね。やっと。
でも、これは、冬のソナタならぬ・・・
ガ0グロサンボ、では。しかも渋谷じゃもう絶滅寸前だし。
虎キャラがかわゆい。なぜ脛出してる?そんなに寒けりゃ脛毛伸ばせよ!と、それだけ。


永井悟監督「感性の法則」:

<アートな生き方>を目指す者同士が出会うと、よくこういう会話になる傾向が、というシミュレーション寸劇。
女性ナレーションに味あり。
(<性癖>の箇所は<性的嗜好>のほうがふさわしい、との指摘も聞かれたが・・・。)
どうも温泉芸社さん方面の発想?の影を濃厚に感じる作品。
濱田轟天氏も出演してるし。
<わ0こ>ネタに仰天、爆笑。そうか、この手があったか・・・。
これぞアウトマンなアートマン?


23日分、以上。




(注1) 初代「ウルトラマン」で、科学特捜隊パリ本部から来た女性が「日本の名物」として挙げた台詞より。
(注2) アニメ「まんが・はじめて物語」参照。こういう洒落の入る回が一本あった。












  1. 2005/07/26(火) 22:08:30|
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日常内の疾走 

主水日記。


先週やっと、洋画を観た。
多分「カンフーハッスル」以来?の封切外国映画。
で、なぜか・・・「ミリオンダラー・ベイビー」。

予告編である程度は予感していたが。
ボクシング界ヒロイン伝説だった。
ヒラリー・スワンクの弾む動き、のびのびとした演技とリズム、躍動感。圧倒される。
それとモーガン・フリーマンの人間くささを観るための芝居。
元ボクサーとして育てるイーストウッドのたくましさと脆さ。
成長、師弟愛、快進撃、恋愛、挫折、最後の誇り。そして痛切な幕引き。
定番ながらもかなりのヘビー級。ノックアウトなり。
なんだか<花道>って邦題付けたくなった。
こうした人間くささがちゃんと描かれてる作品を、ハリウッドはもう少し増やしていただきたい。リメーク作品より先に。


で、邦画はどうか?

羽住英一郎監督「逆境ナイン」

これはその面白さの大半を原作野球パロ漫画の展開に負っているので筋は書かないが、いかにも嘘っぽいキャラ設定に<偶然>と<勢い>と<もののはずみ>が加わり、それだけで万事が転がっていく。
あえて言えば少しわかり良すぎて沸点の低い、ゆる目の笑いなのが難点だろうが、結構笑える。これは笑えた者勝ち。
CGのでかい文字やスロー合成などコミカルシーンに大いに腕を振るっている。(そういえば羽住監督、TVドラマで「できちゃった結婚」やってなかったっけ?「海猿」の水槽シーンとか、ああいうのが得意みたい・・・)
しかも。
なぜか年中泣き顔のキャプテンがガオ・シルバー。
なぜか校長が仮面ライダー1号。
なぜか選手の中に「仮面ライダー響鬼」の少年。
なぜかドラマ版「電車男」の妹役がマネージャー。
でも田中直樹のにわか監督先生が、サブキャラ一、目立つのだった。
「それはそれ!これはこれ!」言いきっちゃうのが潔い・・・か?
観ないよりは観といたほうがいいよ、と。
で、目下のライバルは・・・もしや「クロマティ高校」?



三木聡監督「亀は意外と速く泳ぐ」

これも、笑いの沸点をやや低目の位置に見立てている印象。
軽いコント劇調芝居の羅列が客席の女性層中心にクスクス笑いを呼ぶ。

ロケ中はおそらく受けてたんだろうけども笑いがやや上滑りしてるシーン(<ぬるぬる>の一景とか)も無きにしもあらず、喜劇的イメージの飛躍が思っていたよりもかなり淡いのだが、まあ全体的には<そこそこ>笑える内容。

台詞中にも<そこそこ>感がいっぱいで、いろいろとくすぐっている。
ただ<目立たない>ためにのみ涙ぐましい程の精力を集中する自称<某国スパイ>たちの滑稽な行状ぶりが見どころ。もう気の毒な程。日常のお買い物が視点を変えただけで妙に新鮮だったりする。そこから可笑しさと若干の哀しさ風味が生じる。ラーメン食べる哀しい気持ち、という昔の英単語暗記法のごとく。

何しろ上野樹里の主婦(もう主婦なの?ついこないだまで女子高生役だったのに・・・の声)が主役のライト・コメディなので、スパイ小説的設定にもかかわらずかなりのどかな空気、のんきな世界。ストローで遊ぶ、などの暇つぶしネタが場つなぎ的に散りばめられる。(結構ウケている。)
蒼井優(蒼井そら、ではない)のやたら派手でファッショナブルな友人との対比もユーモラス。この対比の可笑しさとコンビネーションがもう少し展開上広がりを見せてくれれば、と惜しまれる。
芸達者俳優同士の掛け合いは概ねノリがよく、温水洋一のパーマ屋、岩松了&ふせえりの夫婦漫才風会話、水道屋のトイレ詰まり騒動、福引き、地引き網、伊武雅刀と嶋田久作の駄洒落、岡本信人のお湯、などなど、それぞれのコント・シーンにそれ相当の舞台劇、ないしはバラエティー的面白さを認めつつも、映画としては画面全体の動きにリズムが無く、のっぺりしているのにやや不満が残る。部分部分はおもしろく観れるだけにちょっと勿体無い。
部屋の内装や小道具、亀の甲羅など美術が明朗なのは気持ちが良い眺め。
ラストにもうひとオチ、と望むのは欲張りすぎだろうか。


園子温監督「夢の中へ」

(勿論、相川興太監督の同名短篇とは別個の、劇場公開長編なり。念の為)

上京して劇団活動、苦労の甲斐あってようやくテレビドラマ等で知られ出した主役俳優氏。故郷の父からは「<釣りバカ>早く出ろ!」などと電話が来る。
だが当人は都会で俳優仲間や演出家(ここにも岩松了と温水洋一が!)とお酒呑んだり、華麗なる?女性遍歴やイターい病気の疑い、などなどで女優達と大モメしたり、と大忙し。気の休まる暇が無い。
しかも最近、二重三重の夢を見る。その夢の中で彼は刑事が取調べ中の容疑者だったり、出発を待つ集団テロ実行犯一味のメンバーだったり。周囲の者達もどこかで観た者ばかり、という押井守風ワンダーランド。三つの世界の間で時折、各人の役割がめまぐるしく入れ替わり記憶も混濁してくる。
そんな中で現実?の彼は同窓会のため故郷へと向かうのだが、夢の中でもうつつでも、怪しげな男女乗客やら酔っ払った水道屋やらがからんできてわやくちゃに・・・。

登場人物たちが俳優・女優役だらけとあって皆、騒がしくなりふり構わぬ演技合戦、酒宴シーンも加わって終始、アドリブ放し飼い状態持続。猛烈なエネルギー発散の連続に押され呑み込まれクラクラに。
謎の乗客役・オダギリジョーと演出家役・村上淳が特にものすごい。あれは誰にも止められない。水道屋の「チ00ーン!!」連発にはさすがに気恥ずかしさが。
彼らの芝居を受け続ける主人公は周囲の喧騒に振り回されつつ延々、自問自答を繰り返す。じたばたどたばた。
主人公と妹の対話なども「自転車吐息」その後、という感じで原点帰りの印象。
おなじみのギタギタ男性像、風景イメージをも巻き込むエネルギッシュな疾走感も健在。
騒々しい中にいい歳になった男性俳優の哀歓がにじむ。
男・マラソンランナー園子温監督、いまだ猛驀進(ばくしん)中ナリ・・・。


以上。 [日常内の疾走 ]の続きを読む
  1. 2005/07/22(金) 23:41:26|
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灼熱の夏日和

今朝、梅雨が明けました。
当たり前ですが・・・暑い。
泳ぎに外へ出る気力も無し。


この前「スターウォーズ」最終作よりも先に、「樹の海」観ちゃいました。瀧本智行監督デビュー作。

納涼、というより人間関係概論の劇ですね。
複数人物のエピソードがすれ違う連作集の構成。
池内博之のコワいお兄さんと小嶺麗奈の携帯連絡女性、萩原聖人の公団職員らのエピソードもなかなか、いい話ですが。
噂どおり津田寛治&塩見三省コンビの酒飲みシーンが際立つ。「北の国から」SPの某食堂みたいで。これ、目下津田さんのベスト演技じゃなかろうか?と。お二人のファンは必見です。
<テプコひかり>な井川遥&余貴美子コンビは売店店員ならではのお話を披露。ネクタイの話がいい。そういえば以前「キヨスク・フラッパー」って漫画があったなあ。
これ観たおかげで多分、樹海見に行く必要は無くなった・・・?


野口照夫監督の「駄目ナリ!」シリーズもトリウッドで全話やってますが。丸一日半でコンビニの話観るのはちょっと、しんどいかも・・・。タイムファイヤー(「タイムレンジャー」6番目の男!)の人が主役で津田氏とウルトラマンマックスの人が出てるそうですね。どこの回からでも観れるというので一部でも観たいです。

同じ監督・主演の「演じ屋」シリーズは以前、公開順に位全話観ました。
ある種のサービス業、商売に「探偵物語」的世界がからむ連続ドラマ、とだけ言っておきましょう。すごく面白いですよ。
特に弟分役の人とのやりとりが愉快。こういう掛け合い漫才部分の良さって直接観ないとわからない。
筋の順撮りなので第一話から順番に観たほうが、より一層味わいが増します。
こちらはタイムファイヤー・タイムピンク・タイムグリーン他各氏がまったく別な役を<演じ>てます。あなどれません、製作の<主力会>。
(以前も別所で書いたのですが、念のために。備忘録。)


鳥肌実主演・田中誠監督「タナカヒロシのすべて」は何とも主人公が不運続きでお気の毒なお話でした。
不法就労やリフォーム詐欺なんか今、マジで問題になってるもんなあ。ユンソナの弁当屋も楽じゃなさそう。
最初のほうで殆どしゃべらせずに動かしたのは正解。戦前のサイレント・コメディアン映画風にコミカルな動きの魅力が出てました。
鳥肌氏のバスター・キートンみたいな動き方(ローラースルーするシーンなど)をもう少し、観てみたかったです。というかハイテンポの白黒サイレント調で撮るともっといいのでは、と。
(ずっと以前90年代初めごろに「(デビュー作の)これは、サイレント映画の残骸です」と自ら公言・公開していた新人監督がいたが、そんな<残骸>を撮る位なら、同じ技術で「タナカ」の鳥肌氏を撮ってれば・・・。)
あと、にわか詩人の会がユーモラスです。
加賀まり子の母親、市川実日子の詩人、小島聖のナース役がおいしい役どころです。現代の寅さんはタナカヒロシかも・・・。
なお、鳥肌氏出演のジーコ内山監督「魂のアソコ」、巡業的上映が各地でいまだ大評判の模様です。しかも「特攻伝説」の大受け付き。

以上。

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  1. 2005/07/18(月) 18:27:04|
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深海魚の遠泳

とりあえず再開です。


読者の皆様から幾つもの、暖かいメッセージをいただきました。
ありがとうございます。


管理人様、この間の文章では本当にすみませんでした。
ごめんなさい!
明らかに小生の、カンシャク持ち、かつ管理人様を悪役?にしかねない<事実誤認>だらけの、あまりにも言い過ぎな文章でありました。今更ながら深く反省しております。
今、再読していてとても恥ずかしいです・・・。もう。何をやってるんだか。
別に喧嘩売りたかったわけじゃないんです!
決して、懇切丁寧に教えてくださっているあなたが悪いわけじゃない。
急かされてるわけでもないんですよね。
セキュリティー関連も全くおっしゃる通りです。用心が肝要。
コメントにしても直接来るのはスレッド時代にも、数人、でしたよね。来て読んで下さる方がいるだけですごく嬉しかったものです。
ここの<検索>欄もよく見たらブログ内検索用で外部リンク向きのじゃなかったんですね。道理でつながらないわけです。
URLもコピーやりなおします!あるいは直接伝えます!
メッセージは今後、もっと心を落ち着けて読むように致します・・・。


管理人様、および読者の皆様に対し誤解を与えうる文章になりました事をこの場をお借りして深くお詫び申し上げます。
恥ずかしながらメソッド習得は、今後ともじっくりと、マイペースでいかせていただきますです・・・。
今後とも何卒よろしく御願い申し上げます。



さて、今年もPFF(ぴあフィルムフェスティバル)が終わりました。
コンペ部門・<PFFアワード>上映作品は「偶然のつづき」のみ途中から観ました。
逆光シーンが美しい。連続TVドラマ風大学4年生青春劇。トリビア司会氏演ずる出版社社員と女子大生の対話がいい。朝ドラ「ファイト」の馬の世話してる人も出演してます。(土曜昼の超満員はこのためでしょう。座布団が出てました。)

それ以外のアワード上映作品は全部、土日に観ております。
かなり粒ぞろいでボリュームあるラインアップでした。観れば今の日本のすべてが新聞やTVよりわかる、という荒木女史のコメントは確かに間違ってない、と実感しております。

今頃、渋谷東急では受賞作発表が終わっている頃でしょう。
まだ公式HPにはアップされてないようです。

今年の最終審査員には青春映画から実録事件劇、アニメ「地球へ・・・」までのベテラン、恩地日出夫監督が入っているので。
大阪芸大の抑え目なフィルム青春篇2本、「トロイの欲情」(とことんじらすんだ、これが・・・)と「酸欠の海」(風俗嬢役がイイ)、およびコロンビア人出稼ぎ男性の厳しい来日生活を写したドキュメンタリー「あるべらえず うんべると・・・」あたりが特に気になります。
後はハイテンポでグロ、かつ痛快な「BANBI*BONE」がどうなったか、だな・・・?と。これかなり面白い。深作欣二かタランティーノが撮ったみたいな勢いがみなぎってる。
「シニミズハカセ」は<シネマ秘宝館>でやってもウケる内容でしょう。ライダーファン必見。能天気なナース役の女優が愉快。
「探偵物語」風お料理ハードボイルド「ロールキャベツの作り方」もかなり面白いし。強盗蹴るシーンとか。落ちがキツイけど。
娯楽的快作は「エスカルゴ」。青年の髪型と赤シャツ姿、当たって砕けろ!なじたばた、ドタバタぶりが笑わせる。渡し舟シーンも愉快。
「ERIMO」は主人公女性造型師の語りとユーモラスな雰囲気と造型、で好印象。顔人形が当人そっくり。自分のは今作りたくないそうです。己の客観視は困難を伴う。何となくわかる気が。
「日向ぼこ」「フアンナイ」「珈琲とミルク」あたりが今回のアベレージ・レベルだろうか。だとしたら結構ハイレベル。
最悪なのが「コスプレイヤー」。浅薄な人物設定、男心を逆撫でする女の不快な言動。何でワンピース?何で他人を引かせる?登場人物の誰にも感情移入させないひどさ。美術だけが取り柄か・・・。まるで「ココリコミラクルタイプ」のコント。やれやれ。これ観客賞は絶対に無いな!
さて、結果は・・・?



付記:なにげに以前、観たことのある作品群もパンフの全国応募作リスト中に。「夢の中へ」もしっかり、あった・・・です。ちょこっとだけ出てます。ハイ。 [深海魚の遠泳]の続きを読む
  1. 2005/07/15(金) 22:49:09|
  2. インディーズムービー
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潜水艦の隠遁

・・・えー、皆様。
大変失礼を致しました。

ご心配をお掛けして申し訳ございません。
ほんとはもう少し続けたいんです。書くことに普通に集中できる状況ならば。

今日は、休ませていただいております。
後日再開の予定ですので、もうしばらくお待ちください。
  1. 2005/07/13(水) 20:08:16|
  2. 本文再開のおしらせ
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最後の仕事人

突然ですが、しばらくの間、ブログ本文を休載し、路線転換させていただきく存じます。


精神状態がすっかり疲弊し、ブログ管理法習得が全く思うに任せず、執筆それ自体よりも苦痛になってしまったからです。
当初は楽しみで書いていたはずなのに・・・
もうだめ。ほんまに樹海にでも行きたい。

理由は・・・いろいろあります。

まず、ブログを作ってくれた管理人氏よりメールで「ログ情報が残って漏れるから、極力漫画喫茶等にてブログに書き込まないでください」とクギを刺されたのが(セキュリティ上当然警戒すべき事なのでしょうが・・・)実はケチのつきはじめでした。

あー、とがっくりきました。
これで書く時間と場所が限定される。

これのせいで、平日夜の仕事や映画館よりの帰り道で時間を作っての書き込みが、今までの掲示板やスレッドのようには出来なくなってしまったたのです。フットワークがガクンと悪くなった。(お金はかからなくなったんですけれど。)
自宅PCを料金上共用する同居家族の寝静まる深夜にしか、平日の特定曜日以外には書き込めなくなってしまった。
帰る時「今日は機械は空いてるんだろうか?」と連日イライラ。
そして書き込みのたびに寝不足。

さらにメカ音痴の小生を苦しめさいなむ不幸は続きました。

前スレからのいきなりのネットチェンジ通知にびっくりしたし、あれこれ対応する間も無かった。
でもとにかく始めてみました。

最初に入った祝電はとてもうれしかった。
けどその後は連日のブログに対する外部からの無反応。
何をどう書いても、誰からも何の反応コメントも来ない。
この状態が延々と続いた。

やはりURLをもっとあちこちへお知らせしないと駄目か。
それでは、とURLを外部ブログへのお知らせとともに送信しようと他所ブログの検索をしてみたが見事に失敗。
ブログの検索欄が何度やってもまったく作動せず、すぐ元の画面に戻ってしまう。

管理人氏からも駄目出しの嵐。「(HPへのPR文に)URL入ってない、やりなおし」「早くやり方習得して・・・」「他人の時間と労力を無駄にしないで」「こちらに負担をかけないで」というお叱り、苦情のメールやHPメッセージ。
読むたびにますますへこみました。
スポ根ドラマやってる気分になってきた。何でそんなに厳しいの?と。

(ネット通信上では特にこれがつらいのです。受容のインパクトが倍になるのです。ほんとはPCからメール送信するのも苦手なんです。送信作業するだけで心理的に結構疲れるから)

それでも小生の独立心を養うための愛のムチなのだろう、と思って対応してきました。だが・・・。

管理ページ、Q&Aページ等で勉強しようとしても、チェックにかかる時間による夜間の睡眠不足・・・。
それも専門用語だらけで大半がさっぱり意味がわからない。あれ日常語に全部翻訳してくれ。学者じゃないんだ。IT社会では理工系だけが人間なのか!と怒った。あの人たちには別段何でもない事でもこちとら難行苦行なのだ。

URLをリンクではなく直接、他所HPのBBSに(勿論向こうの文章をちゃんと読んで、感想を付記した上でですよ)書き込んでみても、外部からはやはり「全くつながらない」と返事が来る。又がっくりする。

やっとブログの途中にはじめての<外部読者>からコメントが来た、と思ったらこれがどこかの風俗まがい?の、文意すらわけのわからぬ代物。奇妙奇天烈、全くの意味不明文章で宣伝にすらなってないので呆れ返った。

追い討ちをかけるように管理人氏からは「芸社の過去スレを見よ、というのは読む人に手間、負担かけます」「前スレを皆、ブログに移してください」等々の催促・・・。
そんなにあれもこれもいっぺんに対応などとても無理。今だって通常の使用法覚えるだけでも四苦八苦なのに。頭がパンクする。
これでは心の負担感がどんどん増すばかりです。


相変わらずブログへのコメントは、全然来ないです。
やっぱりもう小生は、人々に疎んぜられてきたのでしょうか。
自身にも文章にも魅力は無くなってしまったのでしょうか。

大海で遭難した気分。孤島にひとりぼっちの気分。
鳴り物入りで始めた新番組[A]打ち切りになった久米宏の気分。
そんな憂鬱が日に日につのってゆく。
反応状況を見るたびに気分がどんどんふさぎ、落ち込んでゆく日々。
失敗だったんだ。やっぱり。
前スレの続きのままやってれば、もっと綺麗に終われたんだ。きっと。


いったいなぜこうなったんでしょう?
こんなはずじゃなかったのに。

ネットがらみで友人との人間関係をこじらせることを、一番恐れてきたのに。
他人を批判するときもそれなりにハラハラし、気を揉み、用心もしてきたはずなのに。

それなのに・・・なぜなんだ。

もう駄目です。ぐったり。うんざり。
このままでは心身の健康を害する。
もうどうしようもない。限界です。
助けてくれ。
家出したくなる。


もう疲れましたよ、管理人様。

あなたが恩人である事は今も変わらない。
でも、もうやめましょうよ。こういうの。
これ以上はつらいよ。さびしいよ。心がすさむよ。痛いよ。哀しいよ。


というわけで。シネマ旅日記は著者休養の為いったん休載です。
休刊に近いかも。
皆さん長い間ご愛読ありがとうございました。

又逢う日まで。さようなら。


付記:次回のこの時間は多分、別番組をお送りする予定です。
もしまだここがあったら、だけど。 [最後の仕事人]の続きを読む
  1. 2005/07/13(水) 04:12:03|
  2. 休載のおしらせ
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もしも下北沢に<窓>が開いていたら

半分回想録に近いですが。
たとえば、こんな短篇映画はいかがでしょうか?

主水日記。


6/29(水)午後6時50分。 
下北沢短篇映画館・トリウッド。

飯野歩(いいの・あゆむ)監督の新作、「窓」御披露目上映。
<朝めし前プロジェクト>HP掲示板(以下BBS)にて案内を発見、内容・出演者をまったく知らぬまま訪問す。ふらりと立寄ってみたらば、場内に取材記者が集まる等何やら会見でも始まる模様に少しばかり焦る。そして・・・
いきなり「早風美里」なる黒きドレスの女性歌手が正面に現れ、ライブが始まった。
哀愁の失恋ソング。シャンソン調。
安定した声量、大人のムード一杯に歌うその曲の名は・・・
「窓」。

早風嬢の歌に続きそのまま場内暗転、ビクターのロゴマークより上映開始。それで合点がいった。飯野監督の新作とはこの歌のプロモーション映像だったのだ。


主演・早風美里が砂地を転がり、立ち上がって歩み出す。
海辺を、堤防を、ひなびた無人駅を、孤独に、物憂げな様子で歩く。
時折挿入される角張ったマイクから察するにラジオDJらしい。
何かに疲れて逃げてきたような感じ。

そこへふらりと通りがかった一人の男。
黒のスーツに濃い髭の渋い中年男性。
駅舎でさりげなく彼女に声をかける。
「街から来たのかい?」
「海は女一人で歩くもんじゃないな・・・」
投げかけ、ピアノのある建物へ導き「弾けるかい?」
窓には逆光が・・・。
細部は違うかも知れないが大体こんな雰囲気。
一端の男ならば一度は女性の前で言ってみたい?と思う様な台詞を次々と。最早フランス名作映画の世界そのまま。
やがて彼女は一度は捨てた都会へ帰り、シャンソンライブを始めるのだった・・・。

その男、ゾルバならぬ・・・石川謙。

<自主映画界の東映映画>的硬派、森の暴れん坊?ワールドの高橋亨監督主催<シネマ愚連隊>チームの常連俳優。
ここにも進出を果たしていたのだった。
味のあるサポート役、好演。

一本の<映画>としてもなかなかの出来であった。

エンドロールにて、又、歌が流れた。
終わるとライト点灯、再び早風嬢本人による「窓」ライブ、3番まで。
プロモPRだけあって、歌を聴いた回数は映画劇中を含め延べ4、5回程であった。ロビーで早速CD発売あり。当然買う。
打ち上げも暫時参加す。

家へ帰り、CDにて歌を再度、じっくりと味わう。
窓、窓、窓・・・
その夜はずっと、あの歌を口ずさむつつ眠りに入るのだった。



  1. 2005/07/11(月) 20:53:36|
  2. 劇場用映画
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もしも池袋に乙女天国が降りたら

八丁堀同心・主水日記。


とある年、とある日より我、一念発起す。
以後つれづれなるままに、想い出すままに、昨今見聞きせし映画作品、ならびに関連イベントその他の事象を中心に触れて記してゆかん、とす。

以下はその続きなり。

今思うに、映像温泉芸社HPにての間借りスレッドの最終回にせめて

          <シネマ旅の途上にて  第一部 完>

と記しておくべきだった・・・かも。

さて。
当欄スタート以前に書き残していたイベントの作品群から参るとしよう。


6/5(日)池袋scum
<魁*やまうちようこ聖誕祭>

ここ池袋scumは地下の黒塗りスペース。普段は絵画展示スペースなのを曜日により自主映画上映やミニ・ライブパフォーマンス向けに貸し出している。

イベント題名どおり今回は自主製作団体<乙女天国>発起人の一人・山内洋子監督の誕生日が6/4なのを記念した祝賀会を兼ねた上映会。
彼女は前日の誕生日、都内野方区民ホールにて<シネマ愚連隊>製作・高橋亨監督の新作「豪快エロ坊主」(同時上映「痛快エロ坊主」)御披露目会にて、製作協力団体<電丼>主催の通称<TAT>監督とともに司会を担当している。その翌日に14時からの昼の部<乙女のマチネ>編に18時よりの夜の部<大人のソワレ>編、と通しで主催。入りも知人中心にまずまず。

オープニング、大仏の前で手を振り走るOP映像に皆、吹き出す。

以後山内監督の作品群、<乙女天国>監督3人衆(山内洋子・寺島ゆき・藤井徹)短編作品集の上映、3人および特別ゲスト数名(小粋な女優達!)によるトーク、と続く。
山内監督の代表的中篇「ラブハンターチャンス」「濡れないジョロウ蜘蛛」は昼・夜とも上映あり。
(2本の詳細は<映像温泉芸社>HP内過去スレ<who are you?>他を参照。とにかく女心の闇を片やコミカルに、片やシニカルに吐露しユニークな表現に昇華した必見作である。ぜひ上映会でつかまえて観てもらいたい)

夜の部、ラストには<紫ベビードール>なるけばけばしき衣装に身を包みし艶っぽい男女ダンサーチーム(シャンソンで知られる<青い部屋>なるバーでも踊るそうである)
&山内嬢自身による派手かつ刺激的なサンバ?いやムーランルージュ風ダンスショーを披露。
山内洋子監督、2日連続登板でよくぞここまでエネルギッシュに・・・とただ、ひたすら感心す。

映像学校イメージフォーラム出身・<乙女天国>3監督の作品については、<12の眼チャンネル>放映向けに制作されたと云われる複数の短編群が並ぶと、寺島作品がスタンダードな室内等の撮影に心情風景、とすると藤井作品は男性らしいちょこっとエロな?接触点願望、山内作品は女性監督ならではの女心の屈折した闇・ライバル心などの表明、と三者三様に特徴がかいま見えてくる。
山内作品においてはその上に、人体の表層(皮膚の毛穴・妊婦の腹部など)を局地的に見据え時に<題名>までそこに描いてしまうミクロな視点(「とろける脂肪」「ぐずつく乳房」他)と往来・砂漠などに広がってゆくアート風な空間性とが交互に加わり、小説や詩でいうところの<行間>の味わいが醸し出されてゆく。その表現の豊かさが時に心地よい。

あくまでも私見だが、一部でよく言われる「アート系列映画は娯楽エンタメ系映画よりつまらない」という通説は山内作品に関しては当てはまらない、と云っておきたい。男性観客の小生をも揺さぶる何か、が確実にここにはあるのだから。

それら以外で記憶に残ったのは・・・
アパートの女が男達を誘い込んではXXしXXする(コワ!)サイレント8ミリデビュー作「蜜の匂い、みわく荘」にその後の作品群を特徴付ける原点が多く見受けられる事。(蜜の匂いの唄、といえば「ラブハンターチャンス」。)
「美術監督・木村威夫メイキング」独特のアート絵画的なセット内に一瞬、「ラブハンターチャンス」出演女優・秋桜子の存在感を見た事。(こういう人、貴重です)
「任侠コント ご苦労さん」の見もふたも無さ。
「ずぶ濡れ不燃ゴミ」で男にゴミ袋ごと羽田あたり?で海辺に捨てられた女性達、その引き取り・リサイクルを担当する女性役人の、いかにも無感動そうな仕事のさばき方。
「ぐずつく乳房」(再見)における新宿、雨、砂漠、転がる傘。そして母への愛。
以上、断片的にフラッシュバックしたシーン群を記す。

自主映画界にユーモラスかつ独特な位置を占める映像詩人・山内洋子監督。
その新作が待ち遠しい。
今後ともたゆまぬ精進を期待している。

本日、以上。







  1. 2005/07/08(金) 21:38:00|
  2. インディーズムービー
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もしも八丁堀が困惑しきったら

ここは関東某所、仕置人・仕事人達の隠れ家。

主水「(頭を抱えて)うーん、うーん・・・」
鉄「いやはや、大変なことになっちまったな、ロンドンが」
加代「こうなるとお江戸も心配だねえ、まったくさ」
政「人災とはいえテロって地震と同じで、いつどこで起きるかわかんねえからな」
勇次「でも、四六時中心配しすぎててもキリがねえからなあ」
秀「それはそうだけどな」
順之助「いつもどおり日常生活するよりないですからねえ・・・」
主水「(又うなる)うーん、うーん・・・」
錠「おいおい、何をうなってるんだよ、八丁堀同心の旦那?治安のことか?」
主水「・・・困った、出ねえ・・・」
鉄「あ、厠(かわや)でせっちん詰めか?」
主水「違うよ!全然。うまい文章が出なくて困ってんだよ!」
加代「あ、何だ、ここのブログの書き込みね」
秀「そんな事でずっと悩んでたのかよ!気楽なもんだな」
主水「いや、だってよ・・・初めて読む人向けに自主映画イベントの事をどう書き出せばいいのかがよく、分からないんだよな」
順之助「どうしてですか?」
主水「以前<映像温泉芸社>HPの間借りスレッドで書いてたときはさ、縁のある関連自主映画団体の作品名やイベント内容って、あそこ読む大抵の人達が大体知ってて、ああ、あれか、って心得てただろ?ああいう前提が今、無いから」
鉄「言えばすぐ通じたもんな、イベントや製作チームの名前。<シネマ秘宝館>とか<シネマ愚連隊>とか<シネマキャバレー>とか<シネマボカン>とか<朝めし前プロジェクト>とか<地下ろばくん>とか<やまうちようこ聖誕祭>とかさ・・・」
秀「しかしまあ、すごい名前並んでるよな。覚えやすいぜ」
政「まあ、そういやそうだよな。初耳の人も見てるかもしれないしな」
錠「その辺はおいおい、イベントごとに触れながら説明すればいいんじゃねえのかい?」
加代「そもそもここはグリムウッド、じゃなかった、ブログなんだからさ、日記帳方式でいけば?ほら、例の、つれづれなるままに、ってやつサ」
主水「あ、そうだな。書きやすいかもな。じゃとりあえずそれで、いってみるとするか・・・」
鉄「やれやれ、世話の焼ける奴だなア」

秀「あ、ところで誰か、ドラマの<電車男>は観たのか?」
錠「ああ、第一話観たけどさ、ありゃ周囲の女性キャラがきつすぎだよ。ワカゾー君が気の毒に見えた」
秀「特に白xx帆がなあ・・・演技的には一番目立ってたけどな」
勇次「ネットやってるキャラ達はヘアスタイルがちょっと、笑えたかな」
鉄「あのワカゾーに<逆境ナイン>のにわか野球監督みたいな言葉を送りたいぜ・・・<あんな女ばかりじゃあねえぜ!>って」
主水「それは、マカロニTV時代劇<賞金稼ぎ>の若山富三郎が竜雷太の同業者に云った台詞だろ?悪女の賞金稼ぎに振り回される話で」
錠「女詐欺師の仮面ライダー・ファムだって劇場版映画出てるしな」
加代「だから!あんな女ばかりじゃないって!」
一同「・・・なぜムキになるんだ?!」


  1. 2005/07/08(金) 19:19:49|
  2. 日記
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もしも特捜基地がお台場にあったら

特捜基地通信。

「ウルトラマンネクサス」は結局9ヶ月放映で、新番組「ウルトラマンマックス」と交代しました。
1年間引っ張れなかった理由は明白。
画面も話も暗すぎ、殺伐となりすぎた。
子供たちの人気が無かった。いや、子供たちを退かせてしまった。
玩具が売れずスポンサーが支えきれなくなり、イメージチェンジを求めた。と見てよいでしょう。
特にダークメフィスト野郎。あまりにも凶悪犯すぎたのがまずかった。

「Xファイル」や「謎の円盤UFO」「ロズウェル」などの海外SFドラマの線を織り込み、映画の2、3本は作れそうな設定と筋と展開をこれでもか、これでもか、とぶちこみまくった。
ウルトラシリーズをSFドラマらしく更にレベルアップする、という斬新かつ意欲的な挑戦はとりあえず買えるし、最後まで全体のトーンを変えずに世界観を支えきったことはきちんと評価すべきだろう、とは思うのですが。
大人の人間ドラマを濃くした分、お客様のはずの子どもたちやご両親の大半を置き去りにしてしまった感は否めないでしょう・・・ね。
後3ヶ月で消化するはずだった数々の伏線に関する<解答>をバタバタと最終回までに披露、どうやら連続ドラマとしての結末は完成してます。

しかし・・・主犯って、あいつなの!?それ、ひどいよ。ウルトラファンの夢ぶち壊し。
やっと最後になってあの人とあの人も・・・デュナミスト(変身適合者)になれたのに。この2人なんか、あれだけずーっと因縁と感情の<溜め>があるんだから、ここ位もっと派手に暴れさせてやれよ!ドラゴンボールZみたいに。短めにあっさり処理してカタルシス不足。時間が無くて省略したんだろうな。
それと製作サイドで当初予告してた<ノア計画>って、先に玩具化してたラストバトルのあれ・・・を出すことだったの?
じゃ、終盤の3ヶ月出てたブルーのウルトラマンの立場はどうなるんじゃ!ビニール人形出てないぞ。売れないと見たのか、後から出すのか?
それとこのエンディング、姫矢の扱いがよくわからないです。溝呂木は・・・ああなったのはわかるけど。

・・・と、数々の不平不満が残った「ネクサス」でしたが。それもこれも力のこもった出来だからこそ、なのでしょうけどね。
ただ、比較的にのどかに笑って許せる範囲(ジャ00ィ00ザー?等)ではないレベルの不快さの印象が「ネクサス」観てしまった者達の心には、ずっと・・・残るんだろうなあ、と。
ともあれ、関わった方々、お疲れ様でした。

で。がらりと変わって明朗になった新番組「ウルトラマンマックス」です。
ヒーローの容姿は「ウルトラセブン」似、赤と銀色の隊員服は「ネオス」似、オープニング映像(以下、OP)は人気怪獣や宇宙人の影絵入りで初代ウルトラマンや「帰ってきたウルトラマン」や「A」似、久しぶりに画面いっぱい大きな文字の<XX怪獣00登場>表示(これが見たかった!)、長官と科学者役は初代・科学特捜隊のハヤタ&フジアキコ隊員コンビ、次回予告編ではエレキング登場、と明白なる原点帰りに懐旧思考。
一歩間違えば退廃になってしまうのでは?とはらはらもしますが。
そこは日活映画「みんなあげちゃう!」でいきなりウルトラの母を出した(フフフのフ・・・)金子修介監督と平成ゴジラ・鈴木健二特撮監督の参加が功を奏して、初めての子どもにもとっつきやすく親しみやすい、テンポも快調な導入部になっております。

地震、噴火、怪獣2体対決、基地・特殊組織の成り立ち紹介(国連の生態系・環境対策らしい)、撃墜作戦、ヒロイン隊員のピンチ、主役の合体・変身、大バトル、必殺技、スピーディーな事件解決、入隊エピソード、ヒーロー命名、と一気呵成にテンポ良く展開。見せ場の連続、実に無駄がない。
きびきびした体育会系?隊長が「食いしん坊万才!」宍戸開なのも適役。イデさんっぽい外人隊員もいる。女性隊員も2人、一人はどうもアンドロイド?のようですね。

前作をリアルSF志向とすると今回は生態系&ファンタジー志向でしょうか。平成ガメラ・シリーズでリアル志向の極地へ到達した金子監督が、自ら「ウルトラマンはM78星雲からの監視員でしょう!」の世界へ戻ってきたというのも、何だか不思議な感じが・・・しますね。正に原点帰り。そういえば新「ウルトラQ」も2本撮ってましたっけ。元々撮りたかったそうですし。

毎週一話完結のスタンダードに戻ったウルトラマン。バリエーションに富んだ夢のある画面とエピソードを期待致しましょう。
今、月曜14時の千葉テレビでマチャアキの「西遊記」放送してるので、本当にそう願うのです・・・。「三丁目の夕日」映画化公開も楽しみですし。
では又。

  1. 2005/07/05(火) 22:09:02|
  2. 特撮
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もしもシネマ旅がブログにやって来たら

開幕、第一声。


鉄「わっ!な、何だここは!ブログじゃないか」
秀「つい、こないだまで掲示板だったよな?俺たち。通算700回だったっけ」
主水「いやー、驚いたよ。次スレからできればブログにしたいな、って話は周囲にはしてたんだけどね。何しろ自分じゃひどいメカ音痴だから・・・」
加代「本当にできちゃったねー!八丁堀」
順之助「何ていうか、こう、長崎出島の蘭学的にはタイムスリップしたような感じで」
竜「<戦国自衛隊>みたいだねェ」
鉄「思いきって作ってくれた管理人様には感謝、感謝だな」
主水「この場を借りてその勇気ある決断に深く御礼申し上げます!どしどしやりますからね」

政「そういや、前の掲示板の最後の所からもう、記事始まってるよな。林由美香さんの件」
主水「あれはいきなりだったから。ショックが大きかったんだ。やっと立ち直ったところだよ」
錠「亀有名画座や新宿ロフトプラスワン、御茶ノ水のアテネフランセに渋谷アップリンク旧館とピンク関連上映イベントでいつもゲストや司会されてて。常連だったからなあ。寂しいよ」
竜「初書き込みでとんだ話題になっちゃったなあ」
主水「お弔いと云ったらなんだけど、土曜夜の出演作レイトショー初日行ってきたよ。渋谷シネマ・ラ・セットの怪談短編5本立ての。原作者の平山監督も含めてトークゲストの監督3人と大入りの観客みんなで黙祷してきたよ」
鉄「落語家の快楽亭ブラック監督の挨拶は文字通り、黒い笑い入りで振るってたな。とてもここには書けないヤバさだったけど。多分津田寛治監督が詳細<TVブロス>あたりに書くと思うよ」
主水「正直、原作者の監督作品が一番ちゃんとコワかったな。矢部美穂ファミリー出演の作品はこわい、というより虫が気持ち悪かった」
鉄「遠藤憲一主演のヤクザ兄貴作品は弟分の人だけずっとしゃべってて、何だか刑事の出ない<刑事まつり>調だった」
主水「津田寛治さんのはコワさはまずまず。堅実にヨーロッパ文芸映画風のウォーリー君探し、みたいな・・・感じ」
勇次「シャレかい!」
鉄「快楽亭ブラック監督の由美香さん出演作品は古典怪談しつつ原典パロってて素直に面白かった。大蔵か新東宝系で<お江戸でござる>観てるみたいで。反応も特に良かったよ」
錠「それがあの人の花道、になるのかな」
秀「いや、9月に大蔵系ピンクで吉行由美監督のが公開になるから。それが最後の作品になるんだろうな」
鉄「つくづく惜しいよな・・・」


主水「・・・というような感じで邦画や自主映画、特撮ドラマに時代劇、その他映像作品群にまつわるもろもろのお話をこれからもあれやこれやと、ジャンル超越しつつ語りまくってゆく所存ですので」
秀「あ、それ言っとかないと初めての人にわからないよなあ」
竜「洋画ももう少し観なけりゃなア、と」
順之助「今後テーマ別コーナーにしていくのかどうかは、後々のお楽しみ、という事で」
鉄「多少ごちゃごちゃのほうが俺は、面白いんだけどね」
加代「では皆様、隅から隅まで、ず、ず、ずいー、と・・・」
一同「よろしゅう御引き回しの程、御願いたてまつりまする!!」

(拍子木の音)





  1. 2005/07/05(火) 00:49:59|
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