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シネマ旅の途上にて

自主映画ウォッチャー、アWorkerのブログ。

刺客人マキ・五「五臓六腑に、しみわたり」

竜の、つぶやき。


25日、月曜夜、19時半過ぎ。
仕事の後、新宿経由で、阿佐ヶ谷ロフトAへ。

トークイベントは、19時より既に、始まっていた。
<こやま山>なる謎の人物が贈る、
<特盛り!SFホラー映画つっこみフェスタ vol.1>。

トークの語り手に、アングラ評論家・江戸某氏、
ゲストが、
OE・伊藤かんふー・EMU・酒徳ごうわく&若めの女性、
という、<韓国まんがまつり>色が濃い、メンバー。

曲者揃い?
これはやはり、何かがある・・・とにらんだ。

その予感は、概ねいいほうに、当たった・・・!
酒が入らなくても十分、いい気分で酔えるイベントなのだ。
一部の司会者・ゲスト諸氏は、
参考映像等を観るのに、
酒が必要な?様子にも、見えたが・・・。
かなり、イカレた、シーンの解説だらけ、だからなあ。


詳細を語る力を、今、持たないのが、残念だが・・・。
断片的にのみ、言うと・・・

<アメリカの田舎以外には、なかなか着陸しないUFO>、
<ショッカー怪人にしか見えない、宇宙人>
<ガンマンに網で、生け捕られる宇宙人>
<むやみに崖から落ちる、被害者達>
<あっさり消される、事態解説科学者>
<本筋と無関係に出てくる、フルスウィング・バットおばちゃん>
などが、ヒットだった!

その他にも、
<頭部だけの美女と、延々会話する科学者>
<砂漠の真ん中で研究する、やたらにメキシカンな科学者>
<メスグモの本能を、身に着けた美女達を操る科学者>
<カルメン・ダンスが、長すぎる美女>
<子供の相手にと、サンタクロースを誘拐する火星人>
<サンタになる火星人>
<シベリア超特急に乗る、エイリアン>
<滅ぼすと人類が滅びるのに、人類に滅ぼされたエイリアン>
<胴体がまるきりゴリラの、ロボ・エイリアン>
<美女よりも、子供を先にぶっ倒す、卑怯なエイリアン>
<トカゲやワニに、ヒレを付けただけの恐竜>
<子供の思いつきで、エイリアンから人類を救おうとする父親>
・・・などなど。

B級・C級、チープ、おおらか、デタラメ・・・
笑わされっぱなしの、一夜だった。
それに、尽きる・・・。


以上。

  1. 2008/02/26(火) 20:05:34|
  2. トークイベント
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ビーグルGメン・扮装

主水日記。


今週、合い間合い間で、公的年賀状をバンバン発送しつつも、
どうにか2箇所のミニイベントを、訪問することが出来た。

その一つは、水曜日、またも来てしまった、阿佐ヶ谷ロフトA。

19時半過ぎに、若干遅れて訪れた、イベントのタイトルは・・・
<中村うさぎとサンタ女子のクリスマス!>。
1500円、プラス飲食代。

司会進行が、ご存知、切通理作氏&サンタガールズ。
そう、去年も新宿でサンタ服イベントと、
関連書籍PRを行った、あのチームである。

しかし実は、今回のゲストメンバーは、
手作りサンタ服名人女性以外は、殆ど、知らない人々であり、
最初のうち、トークの趣旨がつかみきれず、いささか戸惑った・・・。

やがて、トークが進むにつれ、
さまざまな職業の女性達が、登場。
手持ちや手作りで各人用意した、というコスプレ・コーナーも、
サンタ服は勿論、お姫様、天使、メイド服・・・と多彩。

トークのテーマが、
男女間での、性的認識の違いや、ズレに関する話に、
流れてゆくのが、次第に見えてきた。

20代から50代?までの、
元気よく多彩なる、ゲストの女性達により、
あまりにも、あけすけ、かつあっけらかんと、語られてゆく、
<男の求める女性像との、自己内ギャップ>、
<女が女である事への、再認識>等の、数々・・・。

そこには、不思議な明るさと、
すっきり開き直った?ような、すがすがしささえも、見出された。
聴いているこちらも、
<え、いいの、そこまで言っちゃって?>
と、いささか、はらはらさせられつつも、
泣き笑いさせられる以外に、ない・・・。

中には、とてもそのまま人に語れないような、
あまりにも、リアルな悩み相談の時間さえも、あった・・・。
そんな問答の最中でさえも、時には明るい笑いに包まれてゆくのは、
正にロフト的、というべきか。

とはいえ、世の中のある一断面を垣間見た、という意味も含めて、
大いに有意義な、3時間弱ではあった。

なお、あくまでも小生的理想をいえば、
このメンバーで一度、
淀君とか、大奥の衣装で、練り歩いていただけたら・・・と。
美しい眺めに、なりそう。
(歩きにくいかな・・・?の声)



さて、今一つの、イベントとは・・・

次回に、つづく。


  1. 2007/12/14(金) 19:39:39|
  2. トークイベント
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不倒のあいつはヒーローマン

竜の、まどろみ。


観れたことは大変、貴重だったけれども、
同時に少なからぬ戸惑いも、覚えたイベントが、ある・・・。

シネマ秘宝館の最中に、
謎の黒い覆面人物によるPRを、見たがために、
土曜の昼間から、立ち寄ってしまった、
その、イベントの名は・・・・

<集え!正義!!ローカルヒーロー祭り・2>。
会場は、またまた、新宿ロフトプラスワン。
入場料1500円、プラス飲食代。物販も有る。

内容は、勿論、タイトル通り。
日本全国、各地域にて、さまざまの理由により活動中の、
地域限定スーパーヒーロー達の勇姿を、まとめて紹介するスペシャル・イベントである。

午後2時頃に伺うと、ちょうど第一部?が終わったところだった。

名古屋出身ヒーロー・オレパンダー、という人が、
30~40代男性層中心の客層には、なぜか大人気の模様。

背のやや高い人が、文字通り、パンダ姿のまま、
かなりのハイテンジョンで、ポーズやアクションを見せている。
彼流の合い言葉は、
「一度きりの人生、棒にふってみるかァ~!?」
・・・だそうな。

ゲストの出演者や監督が、口々に、
「あのオレパンダーさんの、後では、やりにくいよォ~!」
を、連発していた。
後半部のアトラクション出演を観て、
さもありなん、と納得させられた・・・。

名古屋PRの、スーパー営業マン?
宮崎県知事になれるようにと、期待しておこう。
(名古屋は宮崎じゃないぞ!の声)

また、この日は、来場できなかったヒーロー達をも、映像により紹介。

長野県内で行なわれた、ローカルヒーロー大集合まつりの、ルポ映像あり。
次々にステージへ登場、
片っ端から、悪そうな怪人たちとバトルを見せてゆく。
会場地元の子ども達は、かなり喜んでいる様子。

子ども達とのお約束(しつけ)、地域の防犯、
環境汚染防止などのPRチームが、多いようだ。
二段変身、戦隊新ヒーロー紹介、合体崩れ(?!)なども、披露されている。
オレパンダーも、しっかり登場。
なぜか京都からは、ヒーローや怪人ではなく、
怪獣がのし歩いて?来ていた。
地域おこしの行事や、名刺交換など、和気藹々とした光景、なり。

<フォトシネマン>なる中華街風?仮面ヒーローが、
<アイラ仮面>の基地?鹿児島県を訪問するルポ、
これまた、実にのどかで、平和な光景が続く。
テーマソングがちょっと、長い・・・。
新宿会場へのメッセージ、<客引きには・・・>には、笑った。

他にも、ご存知、「地方戦隊キタカントー」紹介コーナーが。
おそらくは、「頭脳戦隊クビレンジャー」よりの、流れだろう。
「まじめにやってるヒーローさん達の後だと、やりにくいですね~」と、紹介された監督も、苦笑い。
(まただよ!の声)
時間があれば、「ヒャクレンジャー」も1本、掛ければよいのだが。
ウケるよ、確実に。

世界の環境を守るために、多摩川で戦う(なぜだ!)、
カエル型変身ヒーロー・フロッガインも、紹介あり。
カメラ・アングルとか、よく研究している模様、なり。
よくわからない、2匹目のPVパンダ?仮面も、参上!

会場座席の前列が、撤去されていたので、
なぜ?といぶかっていたが、
アトラクション・スペースを、空けるためだった。

来場ゲスト・ヒーロー達の揃い踏みを相手に、
悪女役・ビンボーグ、奮闘。

なんちゅうわかりやすい、名前だ・・・。
前にもここに、来たらしい。
強そうな怪人を引き連れながら、PVパンダをパシリ、
占拠目的が「店の売り上げ」って、ちょっと、いじましい・・・?

司会者達も、状況にノッて動いているのが、何だか微笑ましい。
「ヒーローたちが、イベントに出かけてる間に、悪の怪人達が来たら、地元はどうするんでしょうね?」
「いや、みんな一緒に、ついて来てきてるんじゃないの?」
これもお約束、というもの?なのだろうか。

ああ、これで、お子様連れがいる会場だったら、
もっと盛り上がるだろうなあ・・・と。
まだまだ、未確認の戦隊やヒーローが、存在するのだろう。
ともあれ、ぼくらのヒーローよ、永遠なれ!



以上。







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  1. 2007/09/09(日) 13:01:10|
  2. トークイベント
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夏・詩人とパッションと

秀の、覚書。


いつもの土曜ならば、とうに、
どこかの映画イベントに、出掛けている時間だが。
この残暑には、正直、参っている・・・。

さすがに今週は、雨降り、夕立が多少あって、
涼しい日もあったので、助かったのだが。
それが過ぎると、又、カンカン照りが続くのだ。

さて、23日の木曜に、中央線で、高円寺駅まで行った。
おりしも、駅前周辺の飾りつけは、
季節ものの<高円寺阿波踊り>、一色。
商店街は提灯が、いっぱいだ。
この土日は、さぞかし、混雑していることだろう。


高円寺は、北口のすぐ近くに、
自主映画関係者には何かと縁の深い、
<オービス>(Auviss)なるレンタルビデオショップが、存在する街である。
洋画・邦画の名作・怪作群はもちろん、
当日記にて、紹介している監督諸氏の作品から、
セルビデオやDVDになったソフトも、専門コーナーにいろいろ置いてある。
近辺に寄る人には、なかなかに便利であろう。
一映画観客としては、おススメのスポット、なり。

そういえばここで、有志一同が、
<女優・宮川ひろみ祭り>状態になった日も、あったなあ・・・と回想す。


久しぶりに寄った、その高円寺オービスにて道を訊き、
今や朗読ならぬ<朗毒詩人>と名乗っている、
ご存知、PARA氏の待つ、BARへと向かう。

夜20時半より、
<PARA-KYOU-BACO>なるミニ・2マン・ライブをやる、
というので、来てみた。
1500円、当日ワンドリンク付き、
当人&ゲスト共に、ライブ後に入れる小銭カンパ箱設置、といったもの。

イントロとして、スケッチの絵入り解説付きで、
このイペント発案の話を、愉快な調子で一人しゃべりするPARA氏は、
今回、特に陽気で、いきいきとしていた。
<高円寺周辺>?を図示した絵2枚が、
ひょっこりひょうたん島か、
「ドラゴンボールZ」のエンディングみたいで、笑わされてしまった。

初回のゲストは、ジーンズが似合う自立生活派女性、
<ビビアン・キック(Vivienne・Kick)>嬢。
自称?<六九狂弾き語り>。

ギター片手に、男女感・生活雑感等を詠った詩を、
歌のごとくリズムを付けて、
たたみかけるように、熱く、朗読。
人通りの無い、晩夏の砂浜を、
ジーンズ姿で一緒に走れるような男性が、似合いであろうか?
という印象を、個人的には、感じた次第。

その後、2人による、交互ライブ朗読敢行。
両名が、詩歌でやりとりするのも、ちょいと洒落ている。

さて、PARA氏の詩たるや・・・

大久保でも聴いたものもあるのだが、
その詩の文句が、とにかく、ものすごい。
普段、決して人前では云わないような・・・
あけすけ、ストレート、その上に、厳しい皮肉入り。
読むポーズも、ややくつろいで、自由自在?

酒が入っていた事もあり、
殆ど、正確なる記述不能?状態なのだが。
(またかよ!の声)

アンコールが出たくらいだからして、
予期した以上に、パワフルであったことは、保証するものなり。
小さき店内に十数人、
空気密度と反応がきわめて濃い、会であった。



以上。



付記:

ここに書ける事は、ここまで・・・。


今後、約3ヶ月ごとに、
PARA氏はこういったライブを、行なう予定とのこと。
気になる方は、そちらのサイトを参照の上、
詩歌朗読の迫力を、直接、味わっていただきたい・・・・。
これ、あくまでも、一観客としての、紹介ですから。



以上。



  1. 2007/08/25(土) 16:07:07|
  2. トークイベント
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春うらら、居酒屋ゆうれい噺

竜の日記。


19日、木曜、夜18時半頃。池袋。
新文芸坐でかろうじて、パイプ椅子席の当日券を、3000円で入手す。オール指定席。
ここの名物イベント、落語家・立川志らく登場の<シネマ落語>が、生で聴けるのだ。
何たる幸運。
この日を逃がすと、次の機会は夏なのだ!

お笑い、というより正しくは<一人笑わせ劇>、だろう。
落語家の独演会というのは。
しかも、映画ファンのためのネタが詰まった<シネマ落語>、と聞くと、素通りは出来まい。

そもそもこの人、以前別所のミニホールで、
サスペンス仕立ての自主映画監督作を披露していたときに、見たのが最初。
もっとも、映画はテンポがあまり良くなく、
高座やゲスト・トークほどには引き込まれなかったのは、やや不満が残ったのだが。

ヨコハマ映画祭にそれらしき人物が現れたこともあるが、
関内の広いホールではしゃべくりの効果があまり、冴えなかった。
小さめか中位のホールで、細かい笑いを集中して連打したほうが、面白いタイプ、と見た。
とにかく、笑いに関して才能がある人なのは、間違いない。

それにしても、新文芸坐に貼られている、ポスターに刷られたお題が、
<シャイニング、他>ってのは・・・。
おいおい、あのジャック・ニコルソン主演、キューブリック監督の恐怖映画が、
ほんとに、落語になるのか!?
と、半ばいぶかしがりながら、19時頃、入場。
既に、お囃子が流れている。
ロビーでは記念グッズ・写真販売も。勿論店番は一門の人達。

19時半より高座、開演。

前座噺の立川らく次が開口一番、軽く笑わせ、会場を暖める。
さすがにプロ、基礎は固まっているようで、結構流暢である。

やがて真打・志らく登場。
見るからに威勢のよさそうな、自分を<乗せてる>按配なり。
半分、焦っている様な?キャラが売り、なのだろうか。

まくら(導入部)で同門の楽屋話や、師匠との愉快な電話のやりとり、
某人気落語家の税金騒動(!)へのおちょくりネタ等を振って、
自分がらみのエピソードが、いかに他者によって、
針小棒大に吹聴されて師匠に伝わり困惑させられたか?
などをもぼやいてみせ、しっかり笑わせる。
いやもう、既にゲラゲラ。

構成はというと、そうしたまくら話を付けつつ、
「いやもう、もともとのが脱力な下げ(オチ)で脳停止状態にする噺だから・・・」とエクスキューズ付きの解説をしておいて、
まず、東西の古典噺、<不動坊>と<鰍沢(かじかざわ)>を、2本続けて演じる。

<不動坊>は、大家からの縁談話で、後家を嫁にもらった男の噺。
彼をからかってやろうと、ご町内の男たちが、
後家の前夫のニセ幽霊をでっちあげて驚かそうとするコメディー。
怪談につきものの太鼓をチンドン屋、
幽霊役を林家正蔵(無論、あの、正蔵師匠ではない)の弟子に振ったがために、計画はめちゃくちゃになる。
場内大受け、こちらも大笑い。

<鰍沢>は、雪深き民家で、偶然の再会から起きた悲劇を描いたサスペンス噺。
欲を出すと、ろくな事が無い。
かなりコワいんだが、オチは・・・。落語だから?

休憩時間をはさんで更に1本、
忘れん坊の間抜けな侍が、目下の人物に尻をつねってもらう、
というだけのドタバタ喜劇<粗忽の使者>を、
これまた、流暢かつアクティブに語り込む。

で、最後に、
ここからは新作落語ではなくて<アレンジ落語>ですよ、と前置きし、
それぞれの噺で登場した愉快なキャラクター達を再登場させ、
いわば続編の形で、「シャイニング」の筋立てに放り込んでみる、
という凝った趣向。

さっきの正蔵の弟子キャラが妻子を連れて、
いわくある冬の宿にこもって修行中に、
例のチンドン屋達がこっそり訪れたら・・・と、つなぐ。
落語家が部屋で恐怖に震えつつ、ジュゲムジュゲムをつぶやくなど、
もう、空腹絶倒。
<鰍沢>がサスペンス噺なので、設定にうまく合致する、というわけ。

古典の3本を予習した上で聴くと、より笑える、というおいしい構成。
これは、常連客が付くのも道理。

いや~、ええもん、見せてもらった。
又、観たいぜ。志らく師匠!


以上。
  1. 2007/04/20(金) 20:42:28|
  2. トークイベント
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